見出し画像

金髪タレ目でお茶目でボーイッシュな女優さんがまた一人💗『ドライヴ』 

《乱れ撃ちシネnote vol.038》

『ドライヴ』  ニコラス・ウィンディング・レフン監督  2011年公開

鑑賞日:2023.01.22 U-next

【Introduction】
[乱れ撃ちシネnote]は2年間お休みしていたnoteで再開した映画日誌です。

原稿をnoteにアップしてTwitterとFacebookとStoriesに告知。
【Story】【Trivia & Topics】【5 star rating】をFilmarksにはアップしています。

前回の『マリリン7日間の恋』Facebookの告知コメントにFacebookともだちのMさんが“この作品は観ていませんが、ミシェル・ウィリアムアムズは『ブルーバレンタイン』以来の贔屓ですと書き込んでくれました。

ミシェル・ウィリアムズは『ブローバック・マウンテン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で目にしているにも関わらず恥ずかしながら彼女のことをぼくは全然覚えていませんでした。

『ブルーバレンタイン』は観てないのでググるとミシェル・ウィリアムズライアン・ゴズリングが共演している。
これは見なくちゃね。
ライアン・ゴズリングはお気に入りの役者なので早速『ブルーバレンタイン』を観ました。

苦手なんだな〜この類の映画が。

結婚7年目。
資格を取得して忙しく働く妻シンディ(ミシェル・ウィリアムズ)と、朝から酒を飲む夫・ディーン(ライアン・ゴズリング)。
互いに不満を抱えてはいるが、それを口に出せば平和が壊れてしまうことも知っていた…。
かつて夢と希望にあふれていたふたりの過去と現在を交錯させながら、愛の変遷を描く。
(U-next解説より)

という物語の2010年公開のアメリカ映画です。
第26回サンダンス映画祭で初上映され、第63回カンヌ国際映画祭では「ある視点」部門に出品され、第68回ゴールデングローブ賞ではライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズがノミネートされている。
それなりに評価の高い作品です。

ですが、
ライアン・ゴズリングもミシェル・ウィリアムズも上手いけれど物語も展開の仕方も分かりにくく画面にのめりこめなかったんです。

ライアン・ゴズリングは『ドライヴ』を観てお気に入りの俳優に加わりその後観た『きみに読む物語』でも素敵でした。

という事で今回は『ドライヴ』を。

【Story】
アメリカ西海岸のとある町。
キッド(ライアン・ゴズリング)は昼間は小さな自動車整備工場で整備工として働きながら映画のスタント・ドライバーの仕事をし、夜は卓越したドライビング・テクニックで強盗の逃走を手助けする逃がし屋をやりながら孤独に暮らしています。
ある日アパートの同じ階に住む人妻アイリーン(キャリー・マリガン)と知り合ったキッドは彼女に一目惚れ。
しばらくすると服役していたアイリーンの夫、スタンダード(オスカー・アイザック)が釈放されて家に戻ってきます。
スタンダードは留守の間アイリーンと息子ベニッシオ(カーデン・レオシュ)の世話をしてくれたキッドに感謝して更生を誓いますが、服役中の金銭トラブルから街のチンピラ、クック(ジェームス・ビベリー)に脅されて小さな質屋を襲うことになります。

アイリーンとベニッシオの為に逃走役を引き受けたキッドは逃走用の車を調達して現場で待機するが襲撃の最中スタンダードが店主に殺されてしまう。

莫大な金額を盗んだ襲撃メンバーのもうひとりの仲間ブランチ(クリスティーナ・ヘンドリックス)とキッドは逃走する。
モーテルに隠れたキッドは追跡者の存在やテレビで報道される襲撃事件の内容に違和感を感じブランチを問い詰めると別の計画が絡んでいたことが判明する。
クックの元へ案内するようブランチを脅すが突如現れた追っ手にブランチは射殺され、キッドも命を狙われる。
間一髪で生き延びたキッドはクックの経営するストリップ・クラブへ乗り込みこの計画にはマフィアが絡んでいることが判明した。

アイリーンとベニッシオが平穏に暮らせることを望むキッドは裏社会の闇に自ら足を踏み入れて・・・。

【Trivia & Topics】
*全編寡黙なキッド。
主人公のドライバー、キッドは言葉少な物静かでシャイ。
感情を表に出さない。
愛する人妻と彼女の息子を護るために自分の命を捧げるという役柄にライアン・ゴズリングみごとにハマってます。

*人妻アイリーン。
ちょっとタレ目でボーイッシュ。笑顔がチャーミングでスリムな体つきのアイリーンにはキッドのみならずワタシも彼女が画面に現れた時から目が釘づけで一目惚れしちまった。

*キャリー・マリガン。
アイリーン役の彼女は1985年5月28日生まれ。
この映画の撮影当時26歳のイギリスの演技派女優です。
2004年19歳で舞台デビュー。
2005年に『プライドと偏見』で映画デビュー。
映画賞でのノミネート作品はたくさんありすぎるので受賞作品だけご紹介します。

2009年『17歳の肖像』
・英国アカデミー主演女優賞。
・ナショナル・ボード・オブ・レビュー女優賞。
・ベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞受賞。

2015年『未来を花束にして』
・ハリウッド映画賞主演女優賞受賞。

2017年『マッドバウンド 哀しき友情』
・ハリウッド映画賞アンサンブル演技賞受賞。

2020年『プロミシング・ヤング・ウーマン』
・放送映画批評家協会賞 主演女優賞受賞。
・ロサンゼルス映画批評家協会賞 主演女優賞受賞。
・ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞女優賞受賞。

*この顔は決して忘れられない。
『ドライヴ』はライアン・ゴズリングとキャリー・マリガンのコンビがみごとですが、この映画で「あ!この顔は見たことある」と強烈な印象を残すのがロン・パールマン。
1987年から放映されたTV版「美女と野獣」で人気を集め、ゴールデングローブ賞テレビ部門主演男優賞を受賞している強烈なキャラクターです。

*スタイリッシュな映像。
デンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督の過不足ないスタイリッシュでシャープな映像には目を見張ります。
アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツでは教室の壁に机を投げつけて放校処分。デンマークの映画学校も退学。
という経歴の持ち主ですが、
ハリウッドでの初監督映画となった本作品で2011年カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映され監督賞を受賞しています。

【鑑賞ガイド】
😁😁😁😁
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
😁😁😁😁😁:見事な作品。
😄😄😄😄:お勧めです。
😀😀😀:楽しめます。
😔😔:苦手です。
🥵:途中下車。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【巷のうわさ】
Filmarks:☆☆☆★(3.7)

u-next :☆☆☆☆


やっぱり明日は初めてこの人を観た作品について語りたいな。

ロン・パールマン


電子書籍「きっかけ屋アナーキー伝」を販売しています。

昭和から平成にかけての企画屋ならぬきっかけ屋の仕事史です。
映画、本、音楽に興味のある方はぜひご一読ください
Kindle Unlimitedでもお読み頂けます👇



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集