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平安時代は男性もよく泣いていた。キス&クライ

複雑な涙の話題が多いパリオリンピックに続きパラリンピックが始まりました。

源氏物語を高校生の頃から読んでいました。大和和紀さんの漫画「あさきゆめみし」の影響です。インターネットがない時代で、源氏物語は名前こそ有名でしたが、小学校と中学校の図書館にはなく、町の図書館で借りて読むまでもなく、高校に入って初めて読みました。

高校では円地文子さんとか谷崎潤一郎さんとか、学校にあった訳を読んでいました。その少し後のわたしのお気に入り作家さんは田辺聖子さんでした。田辺さんも源氏物語を訳されています。

田辺さんの著書で「当時の人は男の人もよく泣くんですね。現代ではあまり受け入れられないと思うので<まぶたを熱くした>みたいな表現にとどめました。」とかなんとか書いてあったと思います。今の「光る君」でも涙のシーンはあります。

わたしが高校生の頃オリンピックの選手は「選手」と呼ばれましたが、今は「アスリート」です。

同じように、選手の喜怒哀楽の<哀>を直接的に長く映し出すような場面や絶叫の解説はあまりなかった気がしますが、こんな風にすこしづつ変わっていくのでしょうね。

おまけ
フィギュアスケートでは「キス&クライ」と呼ばれる場所があるそうで、この呼び方はいかにもしゃれた呼び名だと思うのです。

キス・アンド・クライ(Kiss and Cry)は、フィギュアスケート競技会で競技後、選手とコーチが採点結果の発表を待つために、スケートリンク脇に設置された小さな待機スペース[1]。略称は「キスクラ」。

選手とコーチは、しばしば良い演技をした後に、それを祝うために接吻をしたり、失意のを流したりするので、その名前が付けられた。

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水亀 由紀子
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