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福島市で1100年続く神事「羽山ごもり」を見てきました【記事を書きました】
昨年末に、福島市の金沢黒沼神社で行われる神事「金沢の羽山ごもり(ヨイサの儀)」を取材しました。
金沢黒沼神社は、2023年秋から2024年のはじめまで、白麒麟と黒麒麟がおられるということで話題になった福島市のパワースポットです。
「羽山ごもり」は、平安時代から1100年も続いている女人禁制の神事です。水垢離で身を清めた男衆が三日間神社にこもり、最終日に羽山の山の神様からご神託を受けるというもので、古くからの信仰のかたちをそのまま残していることから、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
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その「羽山ごもり」のなかで唯一、「ヨイサの儀」だけが一般公開されていて、女性を含む観客が見ることができます。
五穀豊穣を祈り、褌姿の男衆が騎馬戦のように左右からぶつかり合う勇壮な儀式で、迫力がありました。
厳しさもある神事ですが、下は大学生から上は80代まで、参加している皆さんが合宿みたいにとても楽しそうだったのが印象的で。
水垢離を取れる男性なら市外や県外の方も大歓迎とのことですので、興味ある方はぜひ!
長く受け継がれてきた地域の伝統行事やお祭りを、大切にしたいなと思いました。