なぜ時間が早く経つのか解明
2023年12月。
今年もあっという間にもう師走。
コロナウィルスの脅威が囁かれ始めた2019年から4年もの歳月が経った。
時間は瞬く間に過ぎていく…。
驚きと違和感の入り混じった不思議な感覚を覚える。
それは目の前で手品によって何かが消えたかのような感覚。
時間が消えた…
いや、そんなはずはない。
きっとトリックがあるに違いない。
どこかに仕掛けがあるのだ。
そんな風に目の前から「消えた時間」という事実に疑いを持っているような感覚なのだ。
そしてあなたもその違和感を感じる多くの人たちの一人なのではないだろうか。
なぜこんなにも時間が早く過ぎるのか…?
物理的に考察してみた。
我々が棲家とするこの地球には朝昼晩という1日のサイクル、そして春夏秋冬という1年のサイクルがある。
これらは地球の自転、公転運動から生じる現象のひとつだ。
近年ではこの地球を含む太陽系全体が天の川銀河内を公転し、更に天の川銀河は宇宙空間内を移動しているという事実が確認されている。
地球の自転と公転により1日の日照時間が変わったりそれによって気候が変わるのだから、太陽系の公転による宇宙空間内の変化が地球になんらかの変化を与えていても不思議はない。
むしろ変化が起きるのが当然なのではなかろうか。
しかしながらそれがいかなる変化であるかは知る由もない…。
地球の自転→朝昼晩
地球の公転→春夏秋冬
太陽系の公転→時間の歪み
という可能性は…?
昔よりも現代の方が長寿になっているが、実は健康状態の問題だけではなく、過去の方が絶対的な1日の時間が長かったという可能性はないのだろうか?
浦島太郎の物語は実は宇宙における空間と時間の概念についてを暗に伝えるものだとの節を聞いたことがあるが、物理的に解明されていないからこそ、過去の人類にはそれが感覚的に理解できていたのかもしれない。
4年ぶりに会った友人が以前とあまり変わりなく、4年分老けたように見えないということがよくある。
2019年の写真の中のあなたはどうか?
今とさほど変わりがないのでは…?
例えばブラックホールへの接近などがあれば時間の流れが変わる。
しかしながら太陽系内の地球上でこれまで通り朝昼晩と春夏秋冬が繰り返されていれば、宇宙における相対的な時間の変化に気づくことはないだろう。
ブラックホールへの接近ではないにしても、宇宙の果てに何があるかが解明されていない現状においては、何かしらの影響で宇宙との相対的な時間の変化の可能性を否定できる確固たる理由はないのではないだろうか。
事実として時間は絶対ではないのだ。
我々人類が定めた時間は地球と太陽との関係性によるものに過ぎない。
以上は大した成果なくコロナ禍の3年を浪費した私が自分を納得させるために考えた馬鹿げた妄想、苦肉の策だ。
もしも本当にそんなことがあれば単三電池で動く壁かけ時計は少しずつずれていくのだろうが期待に反して大した狂いもなく時を刻んでいるように見える。
これは物理学や天文学を学んだ訳でもなく、理数系でもない私が芸術脳で考察した「Contemporary Art」とでも言うべきものかもしれない。
しかしながらこれまでに経験したことのない「消えた時間」への言い訳として、「太陽系の公転から生じたいわば春夏秋冬のような現象」というのが最もしっくりくる説明であるのは確かだ。
天の川銀河の宇宙空間内の移動速度は少なくとも毎秒約600km。
我々は目に見えない超高速で宇宙空間内を移動し続けている。
そもそも宇宙そのものも膨張速度を加速し途方もない壮大なスケールで拡大している。
このような現状で誰がこの世の実態を正確に捉えることができよう。
実はこの世の実態は我々の意志、想像が作り出した世界に過ぎぬのかもしれない…。