おばちゃんと私
おばちゃんのことが、夢に出てくる。
ずっとずっとお墓参りに行きたいって思っている。
行ったこともないのに、そのお墓の風景が何度も脳裏に描かれる。
やったこともないのに、母に連絡先聞いて、ご家族に連絡をとって、一人で新幹線乗って、お花を持ってお墓に行く。
そして、お墓の前でおばちゃんと長いこと話してる。
そんな風景を、もう長いこと何度も何度も頭の中で回想してるので、
もうこれは絶対やらなきゃいけないと思っている。
そしたら今日。私が悩んでたからかな。
センセーショナルなことが書きたいわけじゃないけど、リアルが書きたい。
ってすごく思っていた時に、
おばちゃんが、なんかふと、私とのことを書きなさいって言ってくれてる気がした。
こうやって何度もおばちゃんとの事が思い出されて、おばちゃんは何か私に伝えたいのかなって思っていて、なんだろうなんだろうってずっと、はっきり分からなかったんだ。
おばちゃん、何かを伝えたいのかなって、もしかしたら寂しいのかなって、思ってて。。
でも分かったんだよ。
おばちゃんの事を思い出すこと。おばちゃんとの思い出。
これを書きなさいって事だったんだって。
おばちゃんのところにお墓参りに行くこと。
もし行ったとしたら、それを書きなさいって。
その思い出を、書きなさいって事だって。
それがおばちゃんのメッセージだったんだって、分かったんだよ。
それを伝えるために、何度も何度も、私に思い出させてたんだって。
おばちゃんは、亡くなってからずっと、私の一番そばで応援してくれてた。
おばちゃんに、こんな事話したことないけど、私がやることなら、きっとなんでも応援してくれる人だって、分かってた。
おばちゃんと私。そんなタイトルで、私は、みんな書きたいって思う。
おばちゃんとの思い出。私の心の中にある、大切なおばちゃんとの思い出。
それを形にしたいって思う。
おばちゃん。私それでやってみようかな。
もしかしたら、作家になる夢。
おばちゃん、応援してくれてるのかな。
中学生の時、飼い犬のゴンがなくなる少し前のこと。
私は、きっとゴンの事を書くって、必ずこのシーンを書こうって思ってた。
目の前に弱ったゴンがいて、弟が泣いていて、それなのに、この静かな心境はなんなんだろうって。なんで、こんなに心の中が静かなのか、分からなかった。
弟みたいに、泣けなかった。
そんな風に、大切な飼い犬の死を題材にする私は、どんなひどいやつなんだろうって思った。汚いって思った。もの凄く薄情だって思った。
だけど、あの時に、何かが自分の中に生まれたんだ。
あの時の私には説明がつかなかったけど、
もしかしたら、自分の見たシーンを描くことで、対象物との間に、言葉を入れることで、私は、自分を守っていたのかもしれない。
私はやっぱり、すごく自分勝手で、利己的な奴だった。
それでも、何かを生み出したいって思う。
誰のためにならなくても、私は、この人生の記憶を、自分が思いつく限りの言葉で、記録したいんだと思う。
それができたら、きっと十分だ。
(そう文字を打って、押してもないのに、111111111111の文字が並んだ。)
111は、エンジェルナンバーでGo!っていうことだっけ涙
嘘みたいな、本当の話だけど、おばちゃん、そこにいるよね。
ありがとう。大好きだよ。
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