組織として、ストーリーが重なる時
こんにちは。水谷です。
秋晴れのいいお天気が続きますね。
本日は、お客様の会社で、半年間の研修成果として、部門長と経営陣の皆様が一緒になり、全社の目指す姿から課題を抽出して、各部門毎に課題と目標に展開した、次年度の重点方針・取組を発表、共有する一日でした。
嬉しかったこととして、発表・共有会の最後に社長から、「スタート直前までこの取組みに対して、いろんな声(反対意見)がある中、研修というスタイルで計画づくりに取り組んでよかった。この状態になれたことだけでも、大きな意味がある。互いの立ち位置や部署毎の課題を理解できる機会になり、またコロナの影響がある中、この期間、業績面においてもプラスになっている。課題について、色々と手を打ってくれている部門長がいてくれているからこそ・・・」というお話があり、ここまで関わらせていただいたものとして、ジーンっときてしまいました。
毎回、社長はじめ経営陣の皆さんが、部門長と一緒になって考えていただく場(研修)にいてくださるというコミットからこその賜物であると感じています。そして、担当役員の方とうなずき合えたのも嬉しい瞬間でした。
嬉しかったこと2つ目です。
発表後の発表者に対してのやりとりも活発で支援的なやりとり(日頃、感謝していることを発表者に伝えられたり、「取組みに対して、こんなことができる(協力できる)がどうか?」や「うちの部門が改善できること、そちらからのリクエストはないか?」などの発言)が飛び交っていました。各部門長が発表されるまとめ資料も事前に共有されていることも影響していると思います。
経営品質向上プログラムでも言われていることですが
『成果』を変えようと思ったら・・・
『行動』を変える必要がある。でも行動を変えようと思ったら・・・
組織、ひとりひとりの『意識・思考・対話』を変える必要がある。
まさに部門長の皆様のが『意識・思考・対話』変わってきている!!と。
これからは、来期の計画を実行する段階に入るのですが、
各部署毎での重点取組みが、全社目標の何につながっているのか?
そして、その取組みは、どのような影響を及ぼすのか?
なぜ、その取組みを優先させるのか?
その取組で得たい成果(アウトカム)は何なのか?目標・指標は何なのか?
互いに理解できているというのは力になると。何より、話し合いを経て、課題を出して、ご自身(部門リーダーも含めて)創られたストーリーだからこそ、力を入れられる。
新しい期を前にして、各部署の取組発表・共有会だけではない、互いの部署の変革ストーリーが、全社の変革ストーリーにつながっているという実感を得られた場でした。
新たなスタート地点ですが、とても明るく、力強い気持ちになれる時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。
また今後も、振り返りの場を通じて、どうストーリーが変化をしていくのか、これからの展開が私も楽しみです。