The Crusaders. Unsung Heroes (1973)
歌わないヒーローたち。この頃のクルセイダーズを的確に表したよいタイトルだと思います。クルセイダーズのアルバムの中ではマイナーなアルバムで何故か未配信ですがとてもよいアルバムです。
メンバー
スティックスフーパー:ドラム
ジョーサンプル:キーボード
ウィルトンフェルダー:サックス
ウェインヘンダーソン:トロンボーン
ゲストメンバー
ラリーカールトン、アーサーアダムス:ギター
マックスベネット:ベース
Unsung Heroes
タイトなリズムがかっこいいファンクナンバー。ジャズミュージシャンのファンクというよりは歌もののファンクがメインのミュージシャンのファンクに近いスタイルです。
Lay it on the line
ブラスロック風の曲。スティックスのドラムは派手ではないですがパタパタとリズムを刻むスタイルは聴いていて安心感があります。
Crossfire
新主流派(特にハービーハンコックの処女航海、スピークライクアチャイルド)風のジャズナンバー。ホーンの2人のソロが印象的です。
Hard Times
唯一のクルセーダーズのメンバーではない人が書いた曲(レイチャールズのバンドメンバーで有名なデイヴィッド“ファットヘッド”ニューマン作)ウィルトンの豪快ながらも哀愁のあるサックスプレイが印象的です。
Let’s boogie
アップテンポのリズミカルな曲。おそらくラリーカールトンのキレキレのギターとウィルトンの下品なサックスがかっこいいです
Freedum sound
ジャズクルセイダーズ時代の曲の再録。フェイザーをかけたエレピが美しいバラードナンバーです。
In the midle of river
ファンキーなイントロがかっこいいミディアムナンバー。スティックスのいつもよりダイナミックなドラムとそれに負けないくらいかっこいいホーンのソロがかっこいいです。
Heavy up (Don’t get light with me)
ワウギターが印象的なミディアムナンバー。
Night theme
ストレートよりのジャズナンバー。ウェイン、ウィルトン、ジョーのソロが印象的です。
Now I Lay Me Down To Sleep
メロウなバラードナンバー。クルセイダーズのこういう曲にハズレはありません。