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Lee Oskar. S,T(1976)
デンマーク出身のリーオスカーはひょんなことから元アニマルズのエリックバードンと親しくなり流れでナイトシフトというバンドに合流します。2人が合流した後ナイトシフトはウォー改名しすぐにエリックが抜けてもののリーはバンドに残り数々の名盤を残します。そんなリーの初のソロアルバムが本作です。伴奏はウォーとベイエリアのミュージシャンが行っており元スライ&ファミリーストーンのグレッグエリコが伴奏とプロデュースを担当しています。ハーモニカということでイージーリスニングっぽいアルバムですがリズムがベイエリアらしいラテングルーヴなのでファンクを期待して聴いても満足できる一枚です。
メンバー
リーオスカー:ハーモニカ
<ウォー>:2、3、4
ロニージョーダン:キーボード
パパディーアレン:パーカッション
BBディッカースン:ベース
ハロルドブラウン:ドラム
ハワードスコット:ボーカル
グレッグエリコ:ドラム、シンセサイザー、ティンバレス
ロバートベガ:ベース
スティーブバスフィールド:ギター、マンドリン
ホセチェピートアレアス:ティンバレス
ハーマンエバレッチ:ピアノ
ウェンディヘス:ボーカル
I remeber home (A peasant’s symphony
The Jorney
寂しげなイントロからだんだんとグルーヴィになっていくミドルテンポの曲。The Journey
船の汽笛とカモメの鳴き声で始まる曲。The Jorneyとあまり変わりませんがよりラテン色の強いリズムです。The promised land
クラクションのSEと汽車の走行音のSEで始まります。ハーモニカのメロディはそのまま伴奏が厚くなり、ファンキーになっていくのが1人の人がだんだんとアメリカに馴染んでいくのを表しているようで面白いです。
Blisters
多重録音されたハーモニカとサックス、指パッチンだけで演奏される曲。哀愁いっぱいの曲でロードムービーのサントラに入っていても違和感が無さそうです。この曲はウォーのDeliver the wordにも全く同じものが収録されています。
BLT
ほんのりロック風の軽やかなファンクナンバー。
Sunshine Kelly
太陽の下でまどろんでいるような雰囲気のラテンタッチのミディアムナンバー。
Down the nile
リズムボックスにスラップベースとスライの影響を感じるベイエリアらしいファンクナンバー。
Starkite
ハーモニカよりもボーカルが主役のリズミカルなバラードナンバー。