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Tower Of Power - In The Slot (1975)

先日デイヴィッドガリバリディが脱退したかと思ったら来日が決定したタワーオブパワー。そんなガリバリディの一度目の復帰と2回目の脱退の間に録音されたのが本作。ボーカルもレニーウィリアムスからヒューバードタブズに交代。オーソドックスながらも高い歌唱法のヒューバードはハイトーンが特徴なレニーとは全く違うスタイルですが演奏にはピッタリとハマっていますただ彼も次作で脱退しTOPはワーナーからCBSに移籍。長い低迷期に入ります。

ヒューバードタブス:リードボーカル
ブルースコンテ:ギター
チェスタートンプソン:オルガン、ベースペダル、ピアノ、クラヴィネット、アープシンセ
フランシスロッコプレステア:ベース
デイヴィッドガリバリディ:ドラム
レニーピケット:テナーサックス、ソプラノサックス、ピッコロ、フルート、クラリネット、コントラバスクラリネットリリコン
エミリオカスティーロ:テナーサックス
スティーブクプカ:バリトンサックス
ミクギレット:トランペット、トロンボーン、ー

Just Enough And Too Much
シャープでアップテンポのファンクナンバー。リズムセクションはもちろんですがソリッドなホームセクションやコーラスも勢いがあって良いです

Tereat Me Like Your Man
サザンソウル風のバラードナンバー。TOPらしくないサウンドではありますがクオリティ高くかっこいいです。

If I Play My Cards Right
TOPらしいサウンドのファンクナンバー。バリトンがいるとホーンの重心が下がってリズムセクションと相性が良くなると感じました。

As Surely As I Stand Here
メロウなソウルバラードのような曲ですが暑苦しさが勝っています。でもそんなところにTOPらしさが表れているようで好きです。チェスターのジャジーなピアノもいいです。

Fanfare Matanuska
数十秒のインタールード

On The Serious Side
キレのいい演奏がかっこいいファンクナンバー。クラヴィネット、オルガン、バリトンサックスのゴツゴツした音が特にかっこいいです。

Ebony Jam
TOPのアルバムに一曲はあるインストのジャムナンバー。チェスターがペダルベースで16ベースのリズムを刻んでいます。ブルースロック風のブルースをのぞいて皆ジャズ由来のアドリブを披露していますがチェスターのオルガンソロが特に好きです

You’re So Wondful. So Marvelous
スタンダードの’S Wondfulをもとにしたようなメロディのファンキーなポップナンバー。エミリオもボーカルをとっています。

Vuela Por Noche
ジャジーなインストファンクナンバー。1分半ではちょっと物足りない感じがします。

Essence Of Innocence
ジャジーなピアノソロ

The Soul Of Child
ソウルフルで優雅なバラードナンバー。女声コーラスとか白人らしいアレンジだと感じます。

Drop It In The Slot
JB’s風のシャープなファンクナンバー。ロックのベースやバキバキ鳴るクラヴィネットのリズムがかっこいいです。