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「ソウルもジャズもフォークも」Van Morrison. Moondance (1970)

ヴァンモリソンはアルバムが多くうえに作風もいろいろで追いきれていないですがこのアルバムは大好きな一枚です。ソウルとフォークを土台にロックやジャズ、カントリーをミックスしたサウンドはこの時期になると無性に聴きたくなります。

メンバー
ヴァンモリソン:ボーカル、タンバリン、リズムギター
ジャックシュローアー:サックス
コリンティルトン:サックス、フルート
ジェフレイベス:ピアノ、オルガン、クラヴィネット
ジョンプラタニア:ギター
ジョンクリングバーグ:ベース
ゲイリーマラバー:ドラム、ヴィブラフォン
ガイマッソン:パーカッション
エミリーヒューストン、ジュディクレイ、ジャッキーヴァーデル:コーラス

And It Stined Me
フォーキーながらもソウルフルでどこかジャジーなこのアルバムの特徴を凝縮したような一曲。気がつくと口ずさんでいる一曲です。

Moondance
ジャジーなウォーキングベースがかっこいいバラードナンバー。秋風のようなフルートが印象的です。

Crazy Love
素朴なバラードナンバー。ささやくようなボーカルとソウルフルなコーラスが印象的です。

Caravan
ファンキーなソウルナンバー。ヴァンのソウルはどれだけソウルフルでも本場のソウルとは違う何かがある気がします。

Into The Mystic
同時期のSSWにも通じる素朴かつ神秘的な雰囲気のバラードナンバー。でもベースはファンキーにブンブン鳴っていてかっこいいです。

Come Running
軽快なロカビリーナンバー。

These Dreames Of You
ファンキーなフォークブルースナンバー。歌詞に”Ray Charles was shot down”(レイチャールズは撃たれた)とありますがこれは比喩なのか本当に銃撃されたことがあるのかどっちか気になります。ただ映画にもレイの自伝にも撃たれたなんて話はなかった気がするので比喩な気がします。

Brand New Day
ジャジーなピアノが美しいバラードナンバー

Everyone
フルートやキーボードの音で聴いていて楽しくなってくる曲。

Glad Things
ベースの音が面白いジャズナンバー。ジャズだけどギターはカントリー風で、ホーンはソウルっぽい、ヴァンらしい一曲です。