Chico Hamilton. The master (1973)
最近図書館でスタックスレコードのディスクガイドを借りてきました。その影響でしばスタックスばかり聴いているのでアルバムレビューもスタックスレコードものが続きます。
今回はジャズドラマーチコハミルトンがロックバンドのリトルフィートと共演してスタックスからリリースしたアルバムを紹介します。
メンバーはドラマーのリッチーヘイワード以外のリトルフィートのメンバー、チコハミルトン、チコが連れてきたパーカッション奏者2人とオルガン奏者です。
One day five months ago
ニューオリンズ風のファンクビートがかっこいい曲。ラテン風のドラミングもかっこいいです
Feels good
スライドギターを除けばラテンタッチのフュージョン。合わなそうな二つですが聴いてみると違和感はありません。
Fancy
クラヴィネットとエレピがファンキージャズファンク。
Stu
ブラックプロイテーション映画のサントラっぽいスリリングなジャズファンク。ビルペインらしいピアノの音がかっこいいです。
Gengis
スロウテンポのファンク。ローウェルの弾く不思議な音のギターが印象的です。
Conquistadores ‘74
このアルバム初の声入りナンバー。ドラムがかっこいいジャズファンクです。
Stacy
メロウな音のフュージョン。
I can here the grass grow
最後はリトルフィートらしくないストレートなジャズファンク。
ニューオリンズのリズム、ジャズ、ラテン、ファンク、ロックがミックスされたとても良いアルバムです。どの曲も軽いファンクジャムっぽくてゆったり聴けます。
この後チコはスタックスからこれ一枚とジョイントライブのライブ盤をリリースしてブルーノートへ移籍。ブルーノートではラテンフュージョンのアルバムをリリースしています。