James Brown. Sex Machine (1970)
とんでもないインパクトのタイトルとジャケットのアルバムです。本作は一応は1969年のJBの故郷オーガスタでのライブということになっていますが後半のみで前半は70年にスタジオで録音されたものです。(後半もスタジオでいろいろいじっているという噂も)クビにされる前のメイシオを中心としたバンドとその後のコリンズ兄弟を中心としたバンドの両方の演奏が聴ける一枚です。
Get up i feel like being like a sex machine
熱いMCから始まりますがスタジオで録ったものに完成を被せたものです。10分というい曲で様々なアレンジやソロを入れていますがずっと同じフレーズでグルーヴするブーツィーのベースがかっこいいです。
Brother Rap (Part1&2)
JBの語りが熱いジャズファンクナンバー。拍手がいいアクセントになっています。
(Medly) Bewildered ~ I got feeling ~ Give it up or turnint a loose
どれも過去にヒットした曲の再録。爆発するようなシャウトと統制の取れたシャープなホーンがかっこいいです。後半でラップとコンガ、拍手だけになるのが面白いです。
I don’t want nobody to give me nothing
ここからがライブ録音です。スウィングしたドラムを核にしたミディアムテンポの曲です。リズム隊がかなり違ったスタイルだったり、ホーンソロがあったりと聴き比べると面白いです。
Licking stick
疾走感のあるファンクナンバー。かっこいいのに1分で終わるので物足りないです。
Low down popcorn
オルガンとギターがかっこいいソウルジャズ風のインストナンバー。
Spinning wheel
B,S&Tのカバーでこの曲もインストです。前の曲ではJBがオルガンを弾いていましたがこの曲ではメイシオが弾いているようです。メイシオの方が丁寧なタッチなのとホーンソロがあるのでよりソウルジャズっぽいサウンドになっています。
If i ruled the world
スタンダードナンバーのカバーです。悪くはないけどちょっと物足りない気もします。
There was a time
アップテンポのファンクナンバー。ホーンアレンジがB,S&Tっぽいです。
It’s a man’s man’e world
JBらしいダイナミックなバラードナンバー。
Please, please, please
前半はさらっと軽快なアレンジで演奏しています。だんだんと熱くなってきて最終的にはいつものあのサウンドに戻っています。
I can’t stand my self
ギターとホーンセクションがかっこいい曲。
Mother popcorn
タイトなリズムセクションとシャープなホーンがかっこいい曲。ベースもダーティな音でかっこいいです。