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アルバムレビュー

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レビューの少ないアルバム、好きなアルバムを自己満足でレビューしてます
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2024年4月の記事一覧

Wynton Kelly - It’s All Right! (1965)

Wynton Kelly - It’s All Right! (1965)

ウィントンケリーというとハードバップを代表するピアニストでリーダーとしてはもちろんサイドマンとしても多くの作品に参加しました。彼の特徴はよくスウィングしブルースやソウルのフィーリングに溢れた音色、優れたアドリブがありまた、主役をたてるバッキングができるためサイドマンとしても重宝されたのでしょう。このアルバムではそんなケリーの明るい面を強調した演奏で、メンバーにマイルスデイヴィスのリズムセクションに

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笠井紀美子 With Gil Evans - Satin Doll(1972)

笠井紀美子 With Gil Evans - Satin Doll(1972)

1972年ギルエヴァンスは菊地雅章さんと共演するため来日します。その際それと同時に当時日本に住んでいたヘレンメリルとの共演が計画されかなり話が進んでいたもののヘレンは日本を出ることになったため代役として笠井紀美子さんとの共演に変更されます。この時のツアー中にスタジオに入り録音するというハードスケジュールだったうえに録音に参加したのはオーケストラからピックアップした9名だけという少しあのサウンドを実

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Kenny Burrell -  Midnight Blue(1963)

Kenny Burrell - Midnight Blue(1963)

タイトルに相応しいレイジーでアフターアワーズの緩いジャムセッションのような本作をブルーノート社長のアルフレッドライオンは自分の墓に入れて欲しいとまで言うほど本作を愛していました。その理由を彼は全ての音符がスウィングしているからと答えています。このアルバムを語るのにそれ以上何を言えば良いのでしょうか。

メンバー
ケニーバレル:ギター
スタンリータレンタイン:サックス(1,2,5,7)
メイジャーホ

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Art Taylor - A.T’s Delight (1960)

Art Taylor - A.T’s Delight (1960)

どの世界にも「じゃない方」はいます。それは2人1組で活動していて目立っていない人。よく似た名前で知名度が低い方。ジャズ界で一番じゃない方といえばアートテイラーでしょう。もちろん「じゃない方じゃない方」はアートブレイキー。多くのセッションに参加してジャズメッセンジャーズを率いてソロアルバムを何枚も出してそこから巣立った優秀なミュージシャンは数知れず。一方のテイラーは参加したアルバム数は多いもののブレ

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Stanley Turrentine - Cherry (1972)

Stanley Turrentine - Cherry (1972)

 本作はスタンリータレンタインとミルトジャクソンというブルースが得意な2人のコラボ作ということもあってかホーンやストリングスアレンジを排しCTIにしては作り込みを甘くしてブルースフィーリングの濃いアドリブを引き出すことに成功しています。個人的にはスタンリー、ミルトの両名がCTIに残したアルバムの中で一番気に入っています。
 余談ですがもしここにウェスがいたらどうなっていたのか。生前もっとアドリブを

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Khruangbin - A La Sala(2024)

Khruangbin - A La Sala(2024)

久々の新作紹介です。クルアンビンは詳しくは知らないもののギターのマークスピアーがギターマガジンに連載している「ここではない世界へ」というアルバム紹介シリーズががとても面白く欠かさず読んでいたのでいつかは聴こうと思いつつもレコードばかり聴いていて配信をあまり聴けていなかったのですが新作発表を機に聴いてみました。ついでに過去作も併せて調べながらいろいろ聴いてみましたが最近の音楽の苦手な部分が一切なくや

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Medeski Martin & Wood - Conbustication(1998)

Medeski Martin & Wood - Conbustication(1998)

ソウライブやジョンスコフィールドと並んで90年代から2000年代のジャムバンドブームでファンキーなオルガンジャズをやっていたのが今日紹介するメデスキ、マーティン&ウッドです。3人ともジャズを聴きつつもロックやポップス、中南米〜アフリカの音楽にも関心を示しクラシックの教育を受けていた他、自分たちがやっているのはジャズだと思っていないと発言するなど特定のジャンルに囚われない音色や全曲に漂う前衛感が特徴

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Jimmy Smith - Back At The Checken Shack (1963)

Jimmy Smith - Back At The Checken Shack (1963)

本作は1960年に録音されたアルバムで61年リリースのミッドナイトスペシャルと同じです。ミッドナイトはすぐにリリースされたものの本作は2年後にリリースされています。しかもその間にもっと後のセッションの録音を収録したアルバムが何枚かリリースされています。ブルーノートの録音とリリースは調べれば調べるほど謎が深まります。どこかで聞いた話ですがブルーノートがシリーズ化できるほど膨大な未発表音源集や正確な型

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Cannonball Adderly And Milt Jackson - Things Are Getting Better (1958)

Cannonball Adderly And Milt Jackson - Things Are Getting Better (1958)

キャノンボールもナットもファンキーが売りですがナットが言うには両親共に大学出身の教師でゲットーとは無縁。教会も躍動感あるゴスペルではなくもっと静かな聖歌を歌う宗派だったためジュークボックスや町の教会から漏れるゴスペルを聴きファンキーを身につけたとか。一方のミルトは幼い頃から聖歌隊に加わりファンキーと共に成長したと言います。そんな正反対の2人にこれまたファンキーなウィントンケリーが加わりソウルブラザ

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