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アルバムレビュー

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レビューの少ないアルバム、好きなアルバムを自己満足でレビューしてます
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2023年9月の記事一覧

George Benson - The Other Side Of Abbey Road(1970)

George Benson - The Other Side Of Abbey Road(1970)

ビートルズのアルバムアビーロードがイギリスで発売されたのが1969年の9月26日のこと。(日本では同年の10月21日に発売。全世界同時発売がメインの最近では1ヶ月もタイムラグがあるのは違和感があります。)なのでアビーロードの紹介とはならずあえてカバーアルバムを紹介します。本作はジョージベンソンのアルバムで何とアメリカでのアビーロードの発売が10月1日にも関わらず録音は同年の10月22日に開始ししわ

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Paul Simon - There Goes Rhymin’ Simon(1973)

Paul Simon - There Goes Rhymin’ Simon(1973)

S&Gのイメージで懐メロフォーク感のあるポールサイモンですが本作はタイトルにもあるようにリズムにこだわった一枚です。There Goesには行く、行ってしまう、遠ざかって行くと行った意味があります。おそらく慣れたNYを離れて南部のマッスルショールズに行って録音したことをアピールしたかったのかもしれません。話が前後しますがポールは1972年にソウルグループのステイプルシンガーズが発表したI’ll T

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Herbie Mann  - Hold On, I’m Comin’(1973)

Herbie Mann - Hold On, I’m Comin’(1973)

60年代に入り時代の流れの変化を感じたハービーはロイエアーズやラリーコルエル、ソニーシャーロックといった新しいスタイルのミュージシャンと共に(ソニーは新しすぎたといった方がいいかもしれません)ジャズロックやソウルジャズに接近。その延長でレゲエやUKロック、ディスコにも手を伸ばしていきますがやっぱりトリッキーなロックや泥臭いサザンソウル色の強いこの頃が1番好きです。本作は1972年のニューヨークでの

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Bobby Humphrey - Blacks and Blues(1973)

Bobby Humphrey - Blacks and Blues(1973)

フルート奏者であるボビーハンフリーはクラシックとジャズの両方を高校時代に学び初めて大学時代のコンテストで審査員だったディジーガレスピーに認められてNYに進出しほどなくブルーノートと契約。同じレーベルにいたリーモーガンに気に入られ彼の遺作に参加。21歳の時1stアルバムの「フルートイン」(1971)を録音。そこにはリーの名曲サイドワインダーが収められています。その後ブルーノートがLAに移籍した後マイ

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Cannonball Adderley- Radio Night (1967&1968)

Cannonball Adderley- Radio Night (1967&1968)

本作はヴァージンレコードのジャズレーベルであるナイトからリリースされた未発表音源で1967年の最終週と1968年の第1週の音源をカップリングしたものです。ただ個人的にはもっと後の音源もあるように思います。このナイトレーベルはアトランティックで数多くのジャズアルバムの制作に携わったプロデューサー兼エンジニアのジョエルドーンが自身の録音からいいものを厳選して発表しておりこれはラジオ放送用の音源。この後

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