学びに深さを。起業家さんにオススメしたい、本から効果的に学ぶ方法
こんにちは!溝端マリです。
ブランディングをテーマに、事業主様の世界観づくり・ファンづくりをサポート。働き方の自由度を高める方法をお伝えしています。
セミナーや講座、セッションを受けるとき、話し手のお話しに深さがあるほど面白く、引き込まれることを実感したことがありませんか?
私自身も、「どうしたらあんな風に面白く話せるんだろう?」とよく思ったものです。
逆に、1つのやり方や手法を勧めているけれど、話しに深みを感じない人もいます。
それは1つのテーマと、その周辺情報を深く探究できている人とそうでない人の違いかもしれません。
例えるなら、「この健康食品1つで、あなたは健康になれます。他には何もいりません」と言いながら、他にもある体に良いと言われるものについて何の知識もないことと似ています。
これ、講師業やコーチ・コンサルタントなど対人支援をする方にも、同じことが起きているかもしれません。
「◎◎式コーチングが素晴らしいんです」と言いながら、他のコーチングやコミュニケーション法について知らない状態です。
人はいいものに出会い、深く感動すると、それが全てのような気がしますが、実際にはそれだけが全てであることはありえません。
仮にそうだとしても、これが一番いい方法なのだと本気で人に伝えたいなら、同じテーマを違う角度から学んで証拠を語れるようにすべきで、そうでなければ相手の心には響かない。
と私は思うのですけど、あなたはどう思いますか?
つまり、ビジネスに必要な学びは、浅く広くより、深さを出すことが大切だと思うのです。
そうすることで、ほんの数年後には同業者さんとの圧倒的な違いを作り出すこともできるかもしれません。
そのためにオススメしたいことが読書です。
ここでは、本から効果的に学びを取り入れたい起業家さんへ、私自身の体験から実行して良かったことを書きますね。
1、起業直後にオススメ:起業のテーマの本2〜3冊を読み込む
起業直後にオススメしたいことは、あなたの起業テーマに関する本2〜3冊を、教科書のように読み込むことです。
起業テーマとは、「ヨガ」「薬膳」「英会話」「パートナーシップ」などあなたのビジネスの専門領域のことですね。
仕事にしてお金をいただくわけですから、内容を教えられるくらい読み込んでみるといいです。
速読ではなく、じっくり理解を深めるための読み方です。
2〜3冊と書きましたが、それぞれ違う著者さんの本がオススメです。
このとき、ご提案したい本は以下の通り。
長く読まれている本
本質的な視点で書かれている本
参考文献が多い本
これをすることで、基本的なことをセミナーで教えるくらいのレベルには到達するはずです。
2、起業後にオススメ:自分のテーマの本を幅広く理解する
1で教科書のように読み込んだら、次は1つのテーマをさらに深めていきます。
ここでは考え方を3つお伝しますね。
2-1.複数の著者の本を読む
「深めたいテーマの本を20冊読むといい」
起業した当初、複数の経営者さんが同じことをおっしゃっていて意識してきたことです。
まずは、ご自身の起業テーマに関する本を、目安として10冊、可能なら20冊でいいと思うので読んでみてください。
一字一句読まなくてもいいので、全体像は何か?ポイントは何か?という視点で読んでみるのです。
1冊1500円なら、20名の著者の学びと経験を自分にインストールするのに、3万円程度だと思えばお安いですよね。
これをすることで、あなたの起業テーマの全体像を掴むことができます。
2-2.「1つのテーマの本を40冊読めば、人はその道の権威になれる」
これはフォトリーディングを学んだ時に、講師に言われた言葉です。
本を読み慣れていない人は、時間がかかりすぎる印象を持つかもれませんが月に2冊読めば1年で24冊、2年で48冊。
2年弱で「その道の権威」になれるなら、読む甲斐がありそうじゃないです?
3年あれば72冊も読めます!
これは私の体感ですが、1つのテーマを40冊読めば、どんなご相談が来ても、ありきたりではない「人と違う回答」ができると思います。
ちなみに、1冊を1〜2時間で読めたとしたら40冊はすぐ読めますから、速読を学んでみるのもいいかもしれません。
2-3.対局にあるものを学ぶ
1冊の本が面白いと、つい同じ著者の本を購入しがちです。
Amazonも一度購入した本と似たような本を進めてくれますよね。
なので、書店へ足を運ぶことをオススメします。
テーマの学びを深めたり、幅を広げるつもりで読むといいですが、それでも似たような本になることは多いです。
だからこそ意識的に「対局にあるもの」を取り入れてみると、一気に学びに深さが出ます。
同じテーマの中でも、真逆のことを言っている著者さんをぜひ見つけてみてください。
著者によって見解が違いますから、一度にたくさんの本を読み込み、さらに対局の考え方にも触れておくと、自分は何を取り入れ、何を省くのか、自分の立ち位置を明確にすることができます。
3、まとめ読みしたことで人生が激変
さて、本によって人生に何かしらの影響を受けたことは、誰もが少なからず経験済みではないかなと思います。
本をまとめて読み込んで良かった、私自身の経験を少しだけお話しさせてください。
20代の頃から、調べたいテーマの本を5〜20冊ほどまとめて読む習慣がありました。会社の先輩たちが調べ物をするために書店や図書館へ行くのを見ていたからです。
30代前半、母の関節リウマチ(難病)がどんどん進行して自力で起き上がれないまでになったのをきっかけに、病気を治す方法はないかと食と健康の本を何十冊も必死に読んだことがあります。
その後、母は通常の生活ができるまでに回復!
11年前にはオーストラリア・ケアンズで、念願だったダイビングも一緒にしています。
昨年11月には一緒にシドニーに15日間ステイして、毎日あちこち歩き回りました。
食と健康の知識が入ってきたことで私自身の習慣も変わり、慢性化していた頭痛、腰痛、生理痛もほとんどなくなりました。
知識があるのとないのとでは、人生にも大きな影響が出ることを身をもって体感しています。
その知識が1冊、ほんの1500円程度で手に入るわけですから、本って素晴らしいですよね!
4、学びから、同業者との違いを生み出すために
私のビジネスのテーマは「ブランディング」であり、ブランディングはマーケティングの一部です。
ブランディングやマーケティングをテーマに起業している起業家さんでさえ、意外とそのテーマの本を読み込んでいる人は少ない印象を受けます。
繰り返しますが、月に2冊読めば1年で24冊、2年で48冊。
3年あれば72冊読めるわけです!
速読ができればもっと速く読めますね。
実行すれば、ほんの数年後には誰よりも専門領域を理論的にわかりやすく語れるようになっているかもしれません。
では、「1つのテーマの本を40冊読めば、人はその道の権威になれる」としたら…?
同業者さんがあなたに追いつけないくらい、あなたの専門家ポジションが確立されているかもしれません^^
つまり、あなたが起業テーマの本を読み深めるだけで、ほんの数年後には誰も追いつけないくらい「他者との違い」が大きくなっている可能性があると思うのです。
5、結局、何を読んだらいいの?と疑問に思った方へ
ここまでお読みになって、「何の本を読んだらいいんだろう?」と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。
そうだとしたら、「起業テーマ」が明確になっていないのか、ポジショニングが不明確なのかもしれません。
そんな方にオススメしたいことは、学び深めるべき自分の「起業テーマ」を明確にすること。
さらに、「誰に・何を届ける人なのか」=ポジショニングを決めること。
ここがピタッとはまるとき、学びがより活かされます!
「誰に・何を届ける人なのか」迷われましたら、まずは「理想のお客様像」を明確にすることから始めませんか?
▼お受け取りがまだの方へ
学びが足りないと思い込んでいる方は多いですが、そもそも学ぶべき専門領域が定まっていないのかもしれません。
本からも必要な学びを取り入れながら、一緒に専門家ポジションを築いていきましょう!
株式会社ビジョンデザイン
溝端マリ
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