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【読書メモ】「ゆるく考えよう」

2回目の投稿です。
今回は、最近読んで面白かった本を紹介します。

「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法」(文庫ぎんが堂)
著:ちきりん

社会派ブロガー「ちきりん」さんの著書。
ブログに掲載されていた記事の中から、いくつかを抜粋+加筆・修正し、さらに新たな記事を加えてまとめたもの。

本屋さんをぶらぶらしていたら、たまたま目に入り、購入しました。(本に関しては、結構フィーリングで買う派です。)
いろんなことをもう少しゆるく考えられたら…という思いが自分の中にあって、この本に手が伸びたのかなと、分析しています。

さて、この本ですが、「ゆるく考えよう」というタイトルではありますが、
読んでみると、そんなにゆるくはないです。
仕事やお金、人生設計などをテーマに、自分の価値観や生き方などについて考えさせられる内容になっています。

ちなみに驚いたのが、この本の初版(単行本)が出たのが2011年ということ。10年前に書かれたものにも関わらず、2021年に読んでも内容が時代にマッチしていて著者の先見の明を感じました。

この本には、「なるほど」と感じたり、「そんな考え方もあったのか」と思ったりする箇所が多かったのですが、なかでも一番印象に残っているのが、何かものを選ぶときなどに「一点豪華基準で選ぶ」という話。

「一点豪華基準で選ぶ」とは、自分が一番大事にしたい基準で比較し、
ものやサービスなどを選ぶこと。
(※「一点豪華基準」はおそらく、著者の造語だと思われます。)
例えば、物件を選ぶ場合、「デザイン」「立地」「家賃」等、さまざまな条件のなかから、自分が一番重視したい項目で選択肢を比較して選ぶ…ということです。

一点豪華基準の場合、さまざまな条件で比較する総合評価とは異なるため、「可もなく不可もなく…」といった選択肢は、ほぼ選ばれないとか。
(総合評価の場合、「可もなく不可もない」無難な選択肢が選ばれる傾向にある。)

そして、一点豪華基準の場合、自分がどうしても譲れない項目を基準に選ぶため、総合評価で選んだときよりも、選択したものに対して、後悔が少ないそうです。

自分の買い物経験などを振り返ってみても、確かに、一点豪華基準で選んだものの方が、その後の満足度が高いような…。

ものを買ったり、サービスを選んだりする際、私はつい「失敗したくない」という思いが先行して、無難な選択をした結果、後になって「やっぱり、あっちにすれば良かった!」と引きずることもあるので(場合によっては、納得できなくて、結局迷った方も買ったり…)、
何かを選んだり、決めたりする際は、「一点豪華基準で選ぶ」という視点も
大切にしたいと思いました。

と、こんな感じで、この本では、人生を豊かにするために「こんな考え方もあるよ」ということをたくさん提示してくれています。

考え方の幅を広げたい人、何か世間の価値観に縛られているな…と感じている人には、気づきの多い一冊かもしれません。
興味のある方は、ぜひ。
美味しいコーヒーでも飲みながら、読んでみるといいかもです。

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PS.記事画像作成のウラ話
(例外もありますが)付箋には、この本を読んで印象に残った言葉を書いてみました。大きい付箋に字を書くことはあまりないので、字のバランスが難しかったです。
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