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『無伴奏ソナタ-The Musical- 』 ナッポスプロデュース

2024年8月1日(木) 13時
@サンシャイン劇場
¥8800(優待価格/定価¥11000)

キャラメルボックスの名作と言われている『無伴奏ソナタ』。2012年の初演で大感動したアタシ、当時すでにふわっとしたファンだったのに珍しく追いチケしたのよねえ。円盤も即買いしたし、14年・18年版も観たし。(初演の時の記事はコチラ
それが今回、再演される! と喜んだら・・・キャラメルボックスではなくナッポスで、しかもミュージカルなのだという。ううーーーーーん。。。

そうなのだ。
アタシはミュージカルが苦手・・・
いままで両手の指よりは多く観たけれど、どれを観ても好きにはなれなかった。
なので今回の『無伴奏~』も、観ないという選択肢もあったわけで。でも多田くんがウォッチャーを演るというのであれば、やっぱり観たい。ちょっと迷ったけれど、優待チケットを発見したのでポチってしまった。ありがとう世界!

そんなアタシなので覚悟の上で観劇、んで結果的には意外と楽しめたのでよかったよかったという感じで。
たぶんストーリーが好きだから、最終的には物語自体を楽しめたんだろなーと。ストプレ版の時も歌ったり踊ったりのシーンがあったんで、違和感はちょっと少なめだったのかも。ストーリーや演出は、ストプレ版をほぼ踏襲してたしね。
そしてキャストさんがミュージカル畑の方々なので、お歌がちゃんとうまくてちょう安心感。(当たり前)

いやー、しかし何度見ても「幸福法」の矛盾については納得いかない。法を犯した罰だといって音楽を「する」こと全てを禁止する意味とは。憤懣やるかたなし!
メイカーとか天才とか祭り上げているようで、実際は肉親や世間から隔離して音楽を作らせ、才能を搾り取っているだけでは。学校や会社にも行かず、海も山も街もビルも花火も旅行も、何もかもを知らずに作る音楽。
悲しみ、苦しみ、寂しさを感じない音楽って・・・?!

言い出したらキリがないのでもう止めておくけど、原作が古いからだろうなと思ってたアレコレ、調べてみたら出版が1980年小説だった。やだ結構最近じゃん。(これを最近と思うくらいには高齢なアタシ)さすがにインターネットは普及してないけど、もうそろそろパソコン通信とか始まるし。うーん、作者としてはレトロフーチャーみたいなつもりだったのかな・・・。

久しぶりに無伴奏ソナタの世界観に触れて、色々と思い出しちゃった。以前買った新訳の文庫本、読み直そうかな~

アタシの持ってるのは帯付き


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