『誰かが彼女を知っている』100点un・チョイス!
2022年9月2日(金)19時開演
@中野ザ・ポケット
¥5,800
ご贔屓である多田くんと近江谷さんが出演する!ということで気になっていたが、知らない団体さんの作品で躊躇していたところ、Twitterで面白かったという感想を見つけて「よし!」と予約してしまった。
どうやらミステリらしい、というだけの前情報だけ持って拝見。
ミステリは嫌いなわけじゃないけど、謎解きに興味はないのでドラマとして面白ければOKというスタンスのアタシ。さて。
感想。おもしろく拝見した。
・・・けれどモヤっとする部分も多く。
はっきり言ってしまえば、ちょっと残念だったかな。ただ単にノットフォーミーだったのかも。
ちょいちょい非常識なキャラがトンチキな言動をして、ギャグにしては面白くないし意味ないし、イラッとするだけなのが謎すぎた。そしてギャーギャー喚く人物が多すぎ。物理的に耳が痛いしセリフ聞き取れないし、疲れちゃったよパトラッシュ・・・
大筋はシリアスなミステリなんだけど、笑える要素を入れようとして大火傷って感じ。(飽くまで個人的な感想)
【ここから先、ネタバレ有り‼︎】
倦怠期で喧嘩ばっかりのカップル、仲良いところもふたりが相手を思う気持ちも描かれてないので、ただもう「なんで別れないの、このふたり」としか思えず、両方のイライラしたところだけ
見せられるのもキツかったな。
まだ女の方は気持ちが残っているのかと思ってたのに、最後に薬を盛ったところで深い執念を感じて怖っっっわ!ってなった。
カップルの男の方は、彼女を刺したのは過失だったけど浮気相手については故意だよね。ひとりヤったらもういいやってなったのか。元々シリアルキラーだったのか。どっちにしろ悪人だ。
浮気するし彼女には不機嫌な態度しか取らないし、最後殺されて胸のすく思いだった。(こう思っちゃったアタシも怖っっわ)
登場人物が多すぎて「こんなに必要?」って思ったけど、ミステリ的にはミスリードや混乱を誘う為なのだと気づいて納得。それでもちょっと多すぎないか。
謎解きはせずドラマとして見てたからミスリードもしなかったし、最初からおかしいな、と思ったところがビンゴ。他にも色々とツッコミどころはあるけど、キリ無いのでやめておこう。
お目当ての多田くんと近江谷さんはキチンと仕事をしていたし、それを見られたので満足。我さんはめっちゃ久しぶり。キモキャラがうますぎてイラッとしたw
この御三方以外のキャストは全員初めましてかな。みなさん一所懸命で熱演だった。
一番アヤしくて「ナニコノ疑ってくれと看板しょってるキャラは?!」って思ったのは保険屋の彼。あの言動、絶対保険屋じゃねえ。まあその通りだったよね。客を訪問して「彼女さんいますか」は無いだろ。保険屋は死亡保険てフツー言わないし。
その彼がアフトで一番人気。実は探偵でしたという、おいしい役。うーん、まあ保険屋かどうかって観点をはずせば、まあ確かに。
そう、アフタートークがあったのだ。近江谷・多田両氏登壇のアフトは出勤日なので涙を飲んだ。
長年警部を演り続けた近江谷さん。今回は至極まともなw刑事さんだったけど、相棒の若いのが頓珍漢だったから弾けるスキがなかったねえ。
アフトで主演女優さんが「多田さんがセクシーな表情をする」と発言したのを受けて「すみません、多田が、セクシーなんですか?」と近江谷さんが返したのは一種のツッコミよな。私も腹の中でおおいに笑ったけど、まあ多田くんはセクシーというのは否定しない。それ以上に変なヒトだとは思うけど。
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