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『ジャイアンツ』 阿佐ヶ谷スパイダース

2023年11月16日(木)19時
@新宿シアタートップス
¥4500(開幕割)

前作から2年も経ったとは、月日の流れるのが早すぎる。『老いと建築』、めちゃ好きだったな・・・。あの年に観た舞台で最も好きな作品だったかもしれない。観終わった時の多幸感よ。(その時の記事はコチラ

今回も開幕割というお安いチケットで観たけれど、プレトークやバックステージツアーも参加したかったな。差額2000円・・・貧乏人は迷うわ。

あらすじ
”私”は歩いた。“あいつ”が暮らした街をあてどなく。この街はかつて私も暮らした街。やがて歩き疲れた私の目の前に立っていたあいつ。あいつは私を、家族が住む家へと誘う。餃子とビール、それからわさび漬けを振る舞われた私は、翌日お礼を持って再訪した。するとその部屋はすっかり違う人間のものになっていた。混乱する私のもとに目玉探偵が囁く。「あなた、目玉を失くしましたね」。私は“あいつ”を探す奇妙な冒険へと誘われていく。

公式サイトより

私 中山祐一朗
あいつ 坂本慶介
あいつの弟 大久保祥太郎
ちえ 智順
隣の大島 村岡希美
隣の遠藤 富岡晃一郎
東さん 中村まこと
由香 志甫まゆ子
目玉探偵 長塚圭史
目玉探偵 伊達暁
緑秘書 李千鶴
あの日の店員 内藤ゆき

前作が老女の話で、子供や孫、夫と家の話だった。
今回は父とその息子の話。対称なのかな。観ながら何度か不思議な話を思い出してしまった。
今回も不思議満載だけど、前作がしっとり淡々としたトーンで進むのとは違って、クスッと笑えたりちょっぴりほのぼのしてる・・・と思ってたら、話が進むにつれてどんどん切なくなってくる。

思い出の中を行きつ戻りつ、場所さえも定まらない場所をさまよう「私」。ワインとキハチのケーキを持って。目玉探偵とともに。
ん? 目玉探偵って何?
ゴルフ練習場のネットのあたりに浮かぶ目玉って?
あの目玉があるのは「ケイトウ」という状態なんだって。ん、ケイトウって何?

何もかもが断片的で流動的でよくわからない。
でもそのうち、「あいつ」はもうこの世にはおらず、もう二度と会えないとわかってくる。
どうやら「私」は「あいつ」に・・・

チラシには「どん底から這い上がる男の冒険譚」とあるが、這い上がってはいなかったような。
あの後這い上がるのかな?
てか場内暑すぎて、最後の方は朦朧として話が入ってきてなかったかも。空調強すぎて、最後は「早く出たい、冷たい空気を浴びたい」としか考えられなかったよね。パンフも買おうか迷っていたけど、それより外へ出たくてさっさと飛び出してしまった。今になってパンフ買えば良かったかなと思ってる・・・

訳わからん?となりながら観ていたけど、いま思い返すと役者さんが皆とてもよくて、それを観ているだけで幸せだったなとおもう。
やはり村岡さんが好きだ・・・いや全員よいのだけど。中山さんの老け役、意外だったけどすっごくしっくりしてすごかったし(語彙)
伊達さんと長塚さんはただもう眼福耳福~

(まったく関係ない話だけど、今回なぜか長塚さんがLOST IN TIMEの海北くんに似てるような気がして。長身でタレ目のもじゃヘアーなだけじゃん・・・。ほっくんに会えなすぎて幻覚を見ているのかアタシ。ううっ)

なんだかとりとめないので、さらにとりとめなく羅列してフェイドアウトしよっかな

大島さんとスプラトゥーンとどんぐり。
やたらビール飲んでたおいしそうだった。
花火の見えるマンションいいな。
しかも日当たり良くて収納が多くてそこそこ広いなんて!
アタシもそのに引っ越したい。
きんぴらライスバーガーなつかし。
タワマン連呼しすぎ。
なんでそんな簡単にタナカになっちゃうんだ。
そんなにうまい缶コーヒーあるんや・・・

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深月
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