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騒動の火種はこんなところに。。。

私は、こんまり流®︎片づけコンサルタント
養成講座修了生。
なので、こんまりさんの記事は気になる。
全てをきっちり追い切れているわけでは
ないけれど。

今朝、毎日聴いているVoicyで、
あるタイトルに目が引かれた。

話題のビジネス書の翻訳を多く手掛ける
土方奈美さんがパーソナリティを務める
「翻訳家の縁側ブルースin D.C.」
今日の配信のタイトルが

ワシントンポスト紙のこんまり騒動に翻訳の大切さを痛感

ちょっと小耳に挟んだ程度に聞いたことは
あったが、騒動になっているところまでは
知らなかった。

ことの発端は、昨年米国で出版された書籍の
メディア向けウェブセミナーでの
こんまりさんの発言。
詳細は直接記事をお読みいただきたいのだが、簡単にまとめると。。。

下記がセミナー中のこんまりさんの発言。
これがワシントンポストに英訳されて
掲載された。

今までは片付けのプロだったので、常に家の中を片付けておくように頑張っていました。しかし良い意味で、あきらめがついたというか。今、自分にとって大切なのは、家で子供と楽しく過ごすことだと実感しています。
「この女はモンスターだ」片づけを諦めた“こんまり”に批判が殺到…日本の“掃除のカリスマ”がアメリカで攻撃されるワケ」文春オンライン2023年3月21日

片づけを放棄したのではなく、今の自分に
とっての優先順位を考えて、
それに素直に従っているということ。

それが、ワシントンポストにはこのように
掲載された。

“Up until now, I was a professional tidier, so I did my best to keep my home tidy at all times,” she said at the event. “I have kind of given up on that in a good way for me. Now I realize what is important to me is enjoying spending time with my children at home.”

原文はこちら↓ (リンクの埋め込みができませんでした。)

https://www.washingtonpost.com/home/2023/01/26/marie-kondo-kurashi-inner-calm/


ワシントンポストはこんまりさんに対して
批判的な論調ではなく
第3子を迎えた家族の暮らしの変化を
新刊本に沿って進めているだけのように
見える。
文春オンラインでは、米国内に残る
アジア人女性に対する偏見を絡めて
騒動の根深さ、難しさを書いているが
大元のワシントンポストには批判めいた
表現はなさそうだ。

そこで、冒頭のVoicyでの土方奈美さんの
解説に戻ると、
「あきらめがついた」と「あきらめた」とでは
ニュアンスが違う。
それを「give up」に置き換えたことが
今回の騒動の一因なのでは?
というのが通訳と翻訳のプロのご意見
ということだ。

つまり、まるで片づけを放棄してしまったか
のような印象を与えてしまい、
それが発火装置になったのでは?
という考察だ。

これを聴いて私が思ったのは、
こんまりさんのパートナーで
プロデューサーの川原卓巳さんの逸話。
エミー賞を取ったNetflixの番組の
契約に至るまでのお話。
曖昧な記憶なので、誤りがあったら
ごめんなさい。m(..)m
この時点では、既に著書で抜群の知名度が
あったので、番組制作のオファーが
たくさん舞い込んでいた中、
制作の決定権と放映権だけは
絶対に渡さないと死守されたそうだ。

今にして思うと、この時権利をあちら側に
渡していたら、アンチへの配慮が入ったり、
こんまりメソッドの価値が何らかの形で
歪められる可能性があったかも。。。
この「権利」、訴訟社会の米国では、
日本以上に大事なものなのかもしれない。

卓巳さん、素晴らしい判断力と忍耐力!

それにしても。
こんまりさん、日本より米国の方が
熱狂的な支持者が多いと聞いていたが、
反響の大きさから
その違いを目の当たりにした・・・
という感じだ。

さて、こんまり流片づけコンサルタント
養成講座の修了生は
ますます学び、伝え、磨くことに
精を出してまいります。

モニターレッスン受付中ですので、
気になる方がいらっしゃったらコメントを
お寄せ下さい。
よろしくお願いいたします。

Kirashi at Homeより

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