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#01 腰を進ませる感覚の追求が、100m 10秒5で走る鍵かも?

はじめまして。水谷です。
走ることに惚れ込んでしまいまして、速く走る方法を追い求め、試合に出たりマンツーマン指導をしています。現在は100m 10秒中盤の男子選手や12秒前半の女子選手のコーチをしています。

今回は100m 10"8で成長が止まっちゃった選手は、腰を進ませる意識ができたら速く走れるかもというお話です。

速く走れないのは、腰を前に進める意識が抜けているから?

速くなろうとフォーム改善に取り組んだり筋力アップに取り組んだりしても、"なんでこんなに頑張っているのに速くならないんだ!"と壁にぶち当たることってありますよね。

そういう場合、もちろんトレーニングの質や量も大事なのですが、腰を進める意識を強くすることも、現状打破するために有効だとと思うんですよ。

すなわち、腰を進める感覚を掴めると、スランプを抜けられると感じてます。

私や、私が指導する選手の例をご紹介。
2年ほど前まで、私は走りのフォームのきれいさにこだわっていたんですね。
当時はミニハードル走やマーク走で、美しいももあげのようなフォームの完成に取り組んでいたんですね。
それで全員足が速くなったのですが、100m 10"8あたりで全員が"子の走りだと、これ以上伸びないんじゃないか"と限界を感じたと。笑

美しいフォームのために、速く走ることを犠牲にしてしていた

100mの試合に出るたびに、"あれ?おかしいぞ?"ってなるんですよ。
50m過ぎ付近から他の選手に付いていけなくなり、後で動画を見てみると、自分だけその場に止まって高速のもも上げをしているように見えたんです。

それで、しばらく考えて気づいたのですが、自分たちは美しいももあげをするために、わざわざブレーキをかけていたんですね。

速く走るためにフォームを良くするはずが、フォームを良くするために遅く走るという、なんという本末転倒。笑

それから、前に進むためにはどうしたらいいかを研究して、”どうやら腰を前に進ませる感覚を掴めば良さそうだぞ"という答えにたどり着きました。

というのも、それを閃いた次の日にたまたま100mの試合があり、ぶっつけ本番で新しい走りを試してみたら、10"80の自己ベストが出たんですよ。

"速くなり続けるな!"という確信が持てた

タイム以上に驚きだったのが、"10"59くらいすぐに出せそうだな。"という実感があったんですね。

というのも、"腰を進めるということが走りの本質だったら、走りのフォームや筋力トレーニングの取り組みが今までと変わってくるぞ。あれやってこれやって・・・"と、今までの知識や経験がすべてつながる感覚があり、案が止まらなくなったんです。

"今後速くなるな!"というより、"今後ずっと速くなり続けるな!"という確信が持てたんですね。

というわけで、その"あれやってこれやって・・・"と閃いたことを次回以降お伝えしていきますね。

まとめ

本日の内容は、100m 10"8で成長が止まっちゃった選手は、腰を進ませる意識ができたら10秒5で走れるかもというお話でした。

次回はその感覚を掴む方法を書いていきたいと思います。

最後に今回の内容をまとめたスライドを貼っておきます~。

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スライドはこちらで全編公開しています!

ではまた次回!

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