孤独と依存
ここ数年、「依存」に興味がある。
依存って、色々ある。
アルコール依存、薬物依存、人への依存、組織や肩書きへの依存。
いろんな依存があるけれど、その背景に見えるのは、人の孤独感や弱さだ。
孤独さを埋めるためにアルコールや薬物、特定の人に依存する。
素の自分じゃなくて、この会社に勤めている、こんな役職にある、
ということを自分のアイデンティティの一部にすることも依存だと思う。
もう一つ気になるのが、ニュースで話題になるような罪を犯す人だ。
いろんな事件があるけれど、そのような事件を起こしてしまう人の多くに
辛く悲しい過去があることだ。
私個人としては日本は自己責任思想が非常に強くて、
結果的に人が孤独に陥りやすいように感じている。
そりゃ不幸な境遇に生まれても立派に自立して幸せを掴んでいる人もいる。
それは本当に素晴らしいし、尊敬すべき人だと思う。
でも、それが出来ない人もいる。
それが出来る人は素晴らしい。
けど、出来ない人が、ただ出来ないだけでその人が悪い、甘えている、
努力が足りない、なんて決めつけることが、本当に必要なのだろうか。
誰かが出来ることが出来なくったって、その人にはその人の良さがあるのだから。
そういう良さを認めて、伸ばしていって欲しい。
全てに通用する話ではないかもしれないけど、
もしもっと人に寛容になることが出来たら、
孤独で苦しむ人は減るのかもしれない。
依存症になったり、罪を犯す人も減るのかもしれない。
自分が掛けてほしい言葉や自分の愛する人に掛ける言葉を他の人にも掛ける。
それだけで何か変わるのかもね。
綺麗事って?はい、そーです笑
でも理想ってそういうことだもの。
理想を目指さなかったら、どこに行くのさ。