他人のモノサシではなく、自分のモノサシで生きることを徹底する、むずかしいけど頑張る
私たちは自分のモノサシで物事を見て、物事を考えたり、決めたりする時が最も自由を感じ、最も自分のパワーを感じて幸せを感じるといいます。
でも、じゃあ自分のモノサシで何でも決めてやるぞ、他人のモノサシなんて考えないぞ、と思っていても、その自分のモノサシだと思っていることが、実は他人のモノサシであることが現代社会でも多いと言われています。
それはなぜかというと、私たちは幼少の頃から家庭や学校や関わる周辺の大人たちや、マスメディアなどから、あらゆる洗脳をされ続けて大人になってきたからです。
ですから、これが自分のモノサシだ、自分の価値観だと思い込んでいても、それは過去のいつか誰かから聞いた他人の価値観だったりします。
もちろん、他人のモノサシだけで一生生きていき、他の人間みんなと右に習えという感じで、魚のようにいつも同じ方向へ泳ぐように暮らしていくこともできますし、その方が安全だったりもします。
しかし人間というのは大脳が進化していて、情報空間を持つ生き物ですから、他の動物とは全くちがいます。
どうしても自分が特別の存在でありたいと思う生き物であり、どんなに他の人間たちと一緒に右に習えで安心感を得ていても、いつかはかならず不満を持つようになります。
私たち１人１人が個別に自分だけの宇宙を持っていて、その自分の宇宙の主人公であるという考え方があります。
それならば自分独自のモノサシで生きて行くことが最も幸せであり、それを追求していく人生が理想的だということです。
そのためにはどこの誰にも洗脳されないということです。
徹底的にどこの誰からも自由になること、徹底的に過去の自分から自由になること。
そして「すべての現実は自分の心がつくり出している」ということを心から理解すること。
自分しか自分を幸せにできる人間はいないということが分るべきでしょう。
自分の価値観を徹底的に認める、ただし自分の価値観だと思っても他人の価値観だったということは非常に多いから、そこをしっかりと吟味する。
本当に自分がいいと思うことだけを「いい」と言えるようになることが大切なのです。
そして自分の正しいと思える価値観に従って行動できる自分は正しいということになるのです。
これは徹底的に自己肯定していることになります。
徹底的に自己肯定できるということは、その瞬間に既に幸せであって、悟っているということでもあるのだそうです。
完全な妥協がない自己肯定のことを悟りと呼び、それは今の自分を受け入れていることであり、自分の宇宙を受け入れることなのだといいます。
すべての物事は、自分にとって価値があるかどうかが本当の幸せの基準なのです。
それは知らないうちに他の誰かから洗脳されたものであってはいけないのです。
完全に自分のモノサシで生きることが、今の自分の目標です。
頑張って自分が本当にいいと思えることを吟味していこうと思います。