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自分と同じ「みじめさ」を持つ人と最も絆を深められる、と聞いてなるほどと納得した

この前Xのツイッターを見ていたら、茂木健一郎先生のツイートなのですが、こんな言葉がありました。

”人間は生きている中で、失敗したり、落胆したり、なかなか世間と折り合いがつけられなかったりする。
そのような「みじめさ」を持ち寄ることで、絆を深めることもできる
みじさの共有から、友情や愛が生まれる
自分と同じみじめさを持っている人と出会ったら、その絆は一生の宝になる。”

これを見つけた時になるほどなととても納得しました。

たしかに自分と同じような弱さ、同じような惨めな経験、同じような欠点を持っている人には共感してしまうものですよね。

どんなに仲が良い友人でも、それらをあまり共有していなくて、相手が自分にないものばかり持っていると、時にはとても頼りになって助かるし有り難いと思っても、どこかでその人に対して劣等感を持ってしまい、自分のことが恥ずかしいと思ったり、自己肯定感が低くなってしまうことがあります。

どんなに優しい人でも、こんな自分と付き合ってくれてるけれどいいのかなあ、と疑心暗鬼になることだってあります。

反対に自分と似たような弱点とか欠点とか持っていて、似たような境遇や、似たような惨めさを感じた経験を持っている人とは、心の底から純粋に仲間だと思えます。

魂の底からの安心感を得られるし、話していても不安感が少ないものです。

お互いに生きる上で同じような辛さやしんどさを抱えている場合が多いですから理解し易いですし、相手に対して傷つけるような言動をすることもなく、心理的安全性を確保することができます。

内向的で陰キャな人間はやはり、同じ内向的で陰キャな人間と絆を深めることができます。

外向的な陽キャとはやっぱり無理でしょう。

おひとりさま好きはおひとりさま好きとなんだかんだ言って絆が深まります。

おひとりさま好き、ぼっち好きの人間になるのに、育ってきた環境や状況などの背景が似通っている可能性が高いからです。

そして茂木先生が言っているように、自分と同じみじめさを持っている人と出会ったら、その絆は一生の宝になる、というのもきっとそうだろうなと思います。

今は関係が切れてしまっていても、過去に出会ったそのような人のことは忘れませんし、ほんの短い間でも一緒にお話しした時間などはずっと素敵な思い出として心に残っています。

惨めな経験で傷ついた心が癒やされたような気がするからです。

ですから同じような「みじめさ」を持つ人と出会うためにも、自分を隠さず自己開示をして生きていた方がいいということなのです。

自分と同じような悲しさを持つ人たちと1人でも多く出会うことは大切なことなんだな、とわかりました。


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