ベッキョンソロコン『2024 BAEKHYUN ASIA TOUR Lonsdaleite』
EXOのメインボーカル、ベッキョンのソロコン『2024 BAEKHYUN ASIA TOUR Lonsdaleite』5/11(土)12(日)に開催された神戸公演に行って参りました。
会場のワールド記念ホールは、三ノ宮駅から10分ほど。電車の中はツアーグッズやトレギちゃんを身につけたエリ(EXO-L)たちがたくさん乗っていて。普段エリと遭遇することが少ないので、それだけで嬉しくなっちゃう。
席に座ってしばらくすると、ライブがスタート。暗闇から真っ白な衣装でベクちゃんが現れたとき、何故か「ベッキョンだ!」じゃなくて「EXOだ!」と思ったんですよ。それもそのはず、最初の曲はEXOの 『Diamond (다이아몬드)』 。
でも曲だけじゃなくて、ベクちゃん1人なんだけどEXOを感じたんです。
後のMCで「メンバーがいなくて、ラップパートまで自分でやるのはしんどいですね(意訳)」みたいなことを言っていたんですが、単にパートの大変さだけじゃなく、〝EXOを背負っている〟という気持ちもあったのかな、なんて。そのぐらい、ベクちゃんの気迫が感じられたオープニングでした。
実は私、今回は「コンサート」と銘打ちつつも、新しく会社を設立して初めてのソロコンだからこそ、ベクちゃんがファンと楽しむイベントのような形態なのかなと勘違いしてたんです。
しかし、まっっったく違った。途中MCはあったものの、踊りっぱなし、歌いっぱなし。ベクちゃんは倒れないだろうかと心配になってしまうほど。
「皆さんがEXOを求めているから、その気持ちに答えたくてオープニングはEXOの曲を選曲した」というような話もしていたのだけど、どことなくEXOの世界(EXO PLANET)の続きを描いているように感じて。
とはいえ、ライブを見ながらやっぱりベッキョンワールドは唯一無二だなと感じる。彼の世界観にぐいぐい引き込まれていく。
白いロングジャケットを脱いで歌う『Love Scene』では、首元のボタンを外すと悲鳴にも近い歓声があがる。歌いながらも踊りながらもいつもエリの反応を楽しんで、楽しませてくれるベクちゃん。まさに、チョンジェ(天才)アイドルや…
演出なんだから嫉妬しちゃだめだよと釘をさされても、ベッドの上の女性ダンサーさんとベクの絡みに思わずギャァと叫んでしまう『Cry For Love』。
ベッドとスポットライトというシンプルな演出だからこそ、一層艶かしく感じる。上からカメラで写すシーン、最高でした。こんな魅せ方もあるのだなと心の中で拍手喝采。映画のワンシーンを思わせる演出。
会場の仕掛けは至ってシンプルで、この時のベッドと中央に出現する階段のみ。コンセプトに合わせたダンスが重要視される演出だからこそ。タイミングごとに変わる衣装も本当に素晴らしくて。
他のアイドルのコンサートを見ているとき、「この曲にこの衣装なんだ…」とすこーし残念に思う時がある。何曲も歌うから仕方ないことなんだけど、好きな曲の時に「もっとマッチする衣装だったらよかったな…」と悔しい気持ちになることも。
でもベッキョンのライブはそれがまったくなかった。セトリに対して衣装、演出がピタリとハマっている感じ。
「エリを毎回楽しませたくて」と毎回変わる衣装も可愛かった〜!2日目の青ボーダーニット×ダメージジーンズコーデ、3日目のシナモロールも最高にキヨウォでした…!
そして参加型ライブであることも、ベクちゃんのライブの魅力。実は毎回ベクちゃんが会場の応援の熱量をジャッジし、点数をつけるというシステムがあり。
これは声を出して応援することでより我々がライブが楽しくなるという仕掛けであり、ベクちゃん自身のテンションを上げる為でもあるのかなと。
事実、会場の一体感がすごかった。エリたちの「やってやんよ!」と言わんばかりの熱気がむぅお〜!っと上がってきて、ベクちゃんのテンションも上がってるように感じました。
最初の方のMCで「今日、初めて僕を見た人〜?」と会場に問いかけたベッキョン。そして「あなたはきっと今日、他国の歌を歌うファンたちに驚くことになるでしょう」「そしてそれが僕も誇らしいことなんだ(意訳)」と。
きっとこれは日本のエリたちに対する称賛だし、これまで日本で活動しつづけてきた自負でもあると思った。だから、応援する、掛け声をかけるというのは、ペンとアーティストの信頼の証でもあるんだろうなと思う。
アンコールでの「공중정원(Garden In The Air)」、私がベクちゃんのソロで1番好きな曲。
ベクが右に手を振ればエリも右にエリボン(ペンライト)を振る。左に、上に、小さく、大きく。そうやって楽しくエリと遊ぶベクちゃんは、幸せそうに笑っていて。その姿を見ていたらなぜか私の目にうっすら涙がたまっていた。
帰り道、感動に浸りながら今回のツアータイトル「Lonsdaleite(ロンズデーライト)」について調べてみた。するとおそらくベクがこの言葉に込めたであろうと思うことが見えてきた。
VCR(コンサート合間の映像)では研究室で顕微鏡を覗き込み、何かを発見しようとしている(白衣が死ぬほどかっこいい)ベク。「顕微鏡でしか見えないほど微細な結晶として、ダイヤモンドとともに確認されている」
「ロンズデーライトは六方晶系で、結晶の軸のうち3本が120度で交わり、その3本に対してもう1本の軸が垂直に交わるという構造」
改めてツアービジュアルを見てみると…
もうこれしかないじゃないか…!
私としては、ダイアモンドの8面対はEXOで(※現在活動するのは8人なので)、ロンズデーライトの3本はCBXを表しているんじゃないかと。
だからこそ、このライブの始まりはEXOの 『Diamond (다이아몬드)』じゃなければならなかったのかな、なんて。
歌詞をみるとベクちゃんの意思が伝わってくるような気もします。
ダイアモンドよりも硬く強いロンズデーライト。ダイアモンドとしての輝きを以て、さらにロンズデーライトとして光り輝く。宝石言葉は「永遠不滅」。
このライブを通じて改めて、ベクちゃんは本当に、いつもエリのことを考えている人なんだなと強く感じました。ありがとうベクちゃん。また一緒に遊ぼうね。
まだまだSMとの騒動が収まらず、不安な中ではありますが。ベクちゃんがさらに新しい姿を見せていくと言ってくれたこと。メンバーがそれぞれの発言の機会を持つたびに「EXOとしての姿を見せる」と言ってくれてること。
何より2023年のペンミで「また会いましょう!」とみんなが言ってくれたことを忘れずに。外野の言葉はシカトして、待っていようと思います。
次はギョンスのライブ!
肩ぶん回して楽しむぞー!!