子ども特有の「言い間違い」が可愛すぎて|#133
2、3歳のころは、よく言葉の一部が逆さまになっていた。
おくすり → おすくり
エレベーター → エベレーター
佐川急便 → さわがきゅうびん
もう聞けないけれど、もう一度聞きたいとたまに思う。
動画に残してあるかな。
***
4歳の今、言葉はずいぶんと正確になった。そして今度は「論理」が面白くなってきた。その飛躍っぷりを聞きたくて、言うように仕向けたりもする。
*
”大人になると昨日のことも、すっかり忘れちゃう”、なんていう話の流れで娘が言った、
「昨日にいけば、昨日のことわかるよ?」
ほうほう。来るぞ、これは面白発言くるぞ。
腹の中でホクホクしながら、素知らぬ顔で聞き返してみる。
”おぉ、昨日って行けるんだ!どうやったら行ける?”
すると娘、
「エレベータ―で行けるよ」
「エレベーターに乗って、次に電車に乗って、トラックに乗れば昨日に行けるよ」
貨物輸送的に行けるのぁ、昨日って。知らなかった。
できるならそのタイムワープを繰り返して、18歳くらいからやり直してみたいぞ?
*
外に出たらどんより曇り空、雨予報の朝。
”あー、これは降るねぇ”という私に、娘、
「あー、きょうはお空がくずれてきちゃいそうだねぇ」
ちがう。
それを言うなら「お天気」。
空がくずれてくるって、世紀末感すごい。
***
毎日見ていると気づかないけれど、カメラロールに残る1年前、2年前、3年前の写真を見ると「成長してるなあ」とよくわかる。
そう、子どもの「いま」は「いま」しかない。
何かの折に何度も気づくのに、日々に忙殺されてすぐ忘れてしまう。
子どもの「いま」は「いま」しかない。
「いま」しか感じられない愛おしさをを、感じたままに残しておきたいいから。
今日も私はせっせと「娘の言い間違いや飛躍した発言」を日記に残す。
大人になった娘と見返したら楽しいだろうなと想像しながら。
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