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彩ちゃん、ありがとう。

先々週からちょっと倒れていた。
流行りに乗ったようで。
今はだいぶ良くなったものの
まだ倦怠感が残る今日この頃。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

そんな中、友人の彩ちゃんが
亡くなってしまった。

こんなプライベートなことまで
ここに書くかどうか悩んだけど
ここを通過しないと
次へ進めない気がして
書くことにした。

彩ちゃんはライターさんだった。
最初、はりやの取材で
私のところに来てくれた。
その時、私はとても不愛想で
怖かったよ~とその後言われて
ああ、気を付けようと思ったものだ。

そしてプライベートでも
はりやに呑みに来てくれて
あれよあれよという間に
はりやでバイトをすることになってしまった。
ライターさんだけど
週に1日くらいならいいよ~と
快く働いてくれることに。

彩ちゃんはベッピンさんで
気が利くし
昔からの常連のおじさんたちにも
若いカップルにも
めんどくさい酔っぱらいにも
みんな同じ対応をしてくれてた。
本当に見事なまでに平等。
誰でもそんな彩ちゃんに話しかけられて
すごく嬉しそうだった。

たくさんのお友達も
私に紹介してくれて
類は友を呼ぶ
そんな素敵な人たちばかりだった。

彩ちゃんは私より7歳も年下だけど
私がちょっと息詰まったりしていると
「みゆきちゃん、どうした?」
と、必ず声を掛けてくれて
年下なのにいつも相談に乗ってくれて
彩ちゃんはいつでも自分のことは
あんまり話さなかった。

夕方、バイトに来ると
「みゆきちゃ~ん!」
と笑顔で店に入ってくる。
笑顔じゃない時がない。

彩ちゃんは
人に心配させるのを
極端に嫌がる性格なんだと
ずっと思ってた。
だから私が彩ちゃんに
「大丈夫?」
なんて声を掛けることは
本当に、ない。
なかった。

年齢も
仕事も
住む場所も
育った環境も
交わることがなかった彩ちゃんと
ほんの2年くらいだけど
一緒に働くことが出来て
たくさんの楽しい思い出を作れて
私はとても感謝している。

彩ちゃん、ありがとう。
きっと、ずっと忘れないと思う。

図らずも同じ年に
天国へ逝ってしまった
ジローさんのことは頼んだよ。
二人で先に呑んでてね。

彩ちゃんの一番好きな写真。


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