冬土用
冬の土用入り
西暦2024年1月18日(木)
旧暦師走八日
小寒
雉始雊 (きじはじめてなく)
小潮
冬の土用入り
先日16日に七十二候が小寒の末候『雉始雊』(きじはじめてなく)に変わり、
雉のオスがメスを求めて鳴き始める頃となりました。
そして今日は
『冬の土用入り』
土用とは、
『立春』『立夏』『立秋』『立冬』の前、
約18日間の期間を指し、
日本独自の季節の移り変わりを知るために作られた雑節の一つです。
立春・立夏・立秋・立冬といった季節の変わり目にあたり、
この時期は体調を崩しやすい時期でもあります。
すなわち『土用』とは、『季節の変わり目の養生期間』と言い換えることも出来ます。
急激な気温の変化に心身がついていくことが難しくなり、心身共に疲れやすくなる時期です。
そんな『土用』の期間は旬のものを意識して食べて、
心身共にゆっくりと休める期間といわれています。
特に冬の土用は、最も寒さが厳しい時期ですので、
風邪やインフルエンザ、そして新型コロナ感染症にも十分気を付けたい時期でもあります。
『冬の土用』は『未(ひつじ)の日』に『ひ』のつく食べ物もしくは赤いものを食べるとよいとされます。
身近な食べ物では、
『ひ』のつくヒラメ・ヒジキ・ヒラタケ・ひき肉など、、、
『赤い』トマト・赤ピーマン・イチゴ・リンゴなど、、、
があります。
この冬土用の『未の日』は、1月20日(土)と2月1日(木)です。
また、土用の期間中は、陰陽道で土をつかさどる神、土公神の支配下にあるといわれています。
土を動かすような行為(土いじりや増改築など)は避けるべきとされていますが、
土公神が土を離れて、天上界へ行く『間日』であればこれらの行為を行っても大丈夫といわれています。
今年の冬の土用の間日は、
1月18日、1月27日、1月28日、1月30日
の4日間です。
冬土用は今日から節分の2月3日まで。
しっかりと冬の養生をしていきたいと思います。