2年ぶりの歌舞伎座観劇は、ぼっち観劇。
2年ぶりに市川海老蔵丈が歌舞伎座に立つ‼️
わたしも同じく2年ぶりの歌舞伎座。
ぼっち観劇です。
七月大歌舞伎
第三部
雷神不動北山櫻⚡️〜通し狂言
市川海老蔵丈オンパレードの演目。
筋書きのお写真も近影に変わっていました❤️
『早雲王子』『安倍清行』『粂寺弾正』『鳴神上人』『不動明王』
の五役を市川海老蔵丈お一人で演じます。
本来ならば4時間近くかかる演目。
3年前の5月に歌舞伎座でフルバージョンを観劇しました。
今回はコロナ下における2時間にまとめた短いバージョン。
どうなるのかなぁ〜と思っていましたが、
ギュギュギュっとエッセンスを詰め込んで、
見応え十分でした。
第一幕は
帝位を狙う悪人っぷりがハンパない『早雲王子』
『鳴神上人』と朝廷との約束を反故にして怒らせ、
雨を降らせないようにさせてしまいます。
色好みの齢百歳を超えるという陰陽博士『安倍清行』
雨を求める百姓たちが頼ってくるも、女人の香りでふらふらと、、、
早雲王子と安倍清行の二人を行ったり来たり、
の演じ分けが素晴らしい一幕。
第二幕では、
小野小町で有名な小野家。
姫の髪が逆立つ奇病や家宝の短冊の行方にまつわるお家騒動を、
見事に解決ダンディ探偵『粂寺弾正』
大好き😘な『毛抜』
実はわたしの歌舞伎始めが『毛抜』でした。
繰り出される『見得』の数々然り、
大道具⁉️小道具の妙然り、
楽しい演目です。
第三幕は、
女性を知らないお堅いお坊さまの『鳴神上人』
色仕掛けで、龍神を封じ込めて雨を降らせないようにしていた仕掛けを
破られて、怒り狂う形相に変貌。
粂寺弾正に討たれてしまったようです。
最終幕は
早雲王子の最後の暴れよう、、
『不動明王』が空中浮遊で、
人間の悪心に乱れた森羅万象を正しい道に導きます。
歌舞伎の醍醐味あふれる演目。
短いバージョンでも見応えたっぷりでした。
それでもまた、フルバージョンが観ることが出来るようになることを祈ります。