マクロビアンが漢方薬に頼る時
西暦2021年11月13日(土)
旧暦神無月八日
立冬
地始凍(ちはじめてこおる)
気温が下がり、乾燥する季節になると、皮膚症状に悩む方が多くみられますが、
私自身もその一人です。
皮膚の痒みが出る時は、自分の体力が衰えている時と感じます。
大学時代に授業を受けた、中医学の先生曰く、身体の外に出すべき老廃物を、
身体の外に、便や尿、汗として外に出す力が衰えているから、その人の弱いところの具合が悪くなる、、
『便』として出せることは最も大切、、、
ということを仰っていました。
特に皮膚症状は、腸の働きが弱く、老廃物を便で出せないことによるものと、五行の関係からもみて取れます。
五行の相生関係を見ると、
土(脾・・胃腸)は金(皮毛)を生みます。
わたしの場合は、この秋からの季節、皮膚の掻痒感に悩まされることが多いのですが、
マクロビ的に考えても、腸が弱っていて、皮膚に不具合が生じていると考えます。
マクロビでいうところの排毒が上手く行っていないようです。
マクロビでは排毒させる食材としてよく大根が使われるのですが、
食事として食べるのはもちろん、大根おろしをお湯に溶いて飲む食箋にも使われ、
治療として薄切りで痒いところを撫でたりする事もあります。
わたしの場合は、時々、鍼やお灸、そして漢方薬に頼ってしまう事があります。
今シーズンの皮膚の痒みには、主治医にそうだんして『当帰飲子』(とうきいんし)という
皮膚掻痒症に使われるお薬を少し続けて飲むことにしました。
主な生薬が『当帰』で、飲料水のように服薬するところから命名されたそうです。
漢方薬は本来煎じてお茶のようにして飲むものですが、医薬品としては、
細粒や顆粒になっているものが多く、略式として、お湯に懸濁して服用しています。
効果のほどはおいおいご報告していきます。
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