マクロビアン薬剤師 養生について 『秋の養生食を食す』その2 かぼちゃふたたび
マクロビアン薬剤師 養生について
『秋の養生食を食す』その2
認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。
調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』
わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。
本日は
旧暦文月廿七日
白露
鶺鴒鳴
西暦2020年9月14日
一粒万倍日
不成就日
東京も朝、晩は大分涼しくはなりましたが、昼間はまだまだ暑くなります。
夏の疲れも出てくる頃ですね。
秋の養生食として活躍する
『かぼちゃ』
わたしは大好きなので、本当に大活躍です。
このところ、毎日のようにいただいています。
今日は、マクロビオティックの食箋料理(マクロビオティク料理による病気の治療食)にもなる
『あずきかぼちゃ』
のご紹介です。
わたしの好物料理になります。
マクロビオティク料理を勉強して、この『あずきかぼちゃ』を知ってからは、
2日と開けず食べていたものです。
当時はストイックにやっていたので、甘いものを一切断じでいたこともあり、唯一の甘い食べ物として、
おやつのようにいただいていました。
『あずきかぼちゃ』の目的は、
マクロビオティク的には、
腎臓の働きを良くすることです。
『腎臓の目詰まりを取る』という表現をしています。
薬膳料理としての『かぼちゃ』は『脾』の働きを助け、消化吸収を促し、気を補って体力をつけるために
使われます。
相克関係の『腎』に作用をもたらすと考えられます。
いずれにしても『あずきかぼちゃ』は、
慢性の疲労感や食欲不振に効果があり、普段の食卓に加えることで、体力増進、調整にとてもよいとされています。
マクロビオティク料理として作るときには、
かぼちゃ100〜150g
あずきカップ1
自然塩少々(小さじ1程度)
のみを使用します。
あずきを3〜4倍の水で煮て、塩を入れ、さらにかぼちゃを入れて煮ます。
マクロビオティク料理はあまり混ぜないで作ります。
自然塩で、かぼちゃとあずきの甘みをうまく引き出すと、とても美味しいおやつにもなります。
これから秋の暑い昼間には、かぼちゃを入れたカレーも良いかもしれません。
秋の養生食に『かぼちゃ』をどんどん使ってみてください。
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