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マクロビアン薬剤師 優しい薬剤師さん

マクロビアン薬剤師 優しい薬剤師さん

認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目になりました。

薬剤師としてのキャリア30年を超えてから、
大手チェーン薬局のラウンダー(応援専任職)として、働いています。

2016年から、かかりつけ薬剤師という制度が始まっています。

患者さまが一人だけ指名する薬剤師のことです。

処方薬や市販薬など薬だけではなく、健康食品や介護用品などの幅広い知識と経験をもとに、
患者さま個々に寄り添い健康をサポートするその患者さまの担当薬剤師です。

また24時間いつでも連絡できるほか、必要に応じて医師へ処方提案することも可能です。

この制度が始まる前から、患者さまによっては、担当が決まっていたこともありますが、
このかかりつけ薬剤師がいらっしゃらない、もしくは違う薬局の薬剤師がかかりつけ薬剤師である場合には、

毎回違う薬剤師が応対することになります。

どの薬剤師が応対しても、同じ質の応対を出来るようにするものが『薬剤服用服用歴』=『薬歴』と呼ばれるもので、
そこに、普段の対応の仕方で、特別なことが有れば、記録として残しておきます。

先日は、お薬を入れる袋『薬袋』へのお薬の内容についての記載の件で、患者さまに
『あの優しい薬剤師さんは大きく書いてくれたの』と言うお話がありました。

たしかに、薬袋に、お薬の内容を記載する旨は、記録として残っていたのですが、
文字の大きさまでは記録されていませんでした。
しかしながら、それはこちら側の落ち度になります。

患者さまの求めるものが何なのかを正確に聞き取って、理解して記録に残しておくこと。

そしてそれは、たとえかかりつけ薬剤師がいらしたとしても、
万が一、かかりつけ薬剤師不在の時にどう対応するかを、
申し送り形式で残しておくことが必要だと感じる出来事でした。

自分がわかっていれば大丈夫と思い、過信することは、薬剤師の仕事も他の仕事も、さらにはプライベートなコミュニケーションであっても、独りよがりになってしまうことを学びました。


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