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マクロビアン薬剤師  『陰陽説』その1

マクロビアン薬剤師 漢方の基本的な考え方
『陰陽説』その1

認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』

わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。


本日は
旧暦文月七日
一粒万倍日
七夕 笹の節句
処暑
綿柎開
西暦2020年8月25日

漢方の基本的な考え方は、『陰陽説』と『五行説』からの成り立つ『陰陽五行説』
というお話をさせていただきました。
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本日は、『陰陽説』(陰陽論)について。

『陰陽説』(陰陽論)は、
『この世の全てのもの、森羅万象は、『陰』と『陽』という相反する2つの性質を持っていて、
それらに分けられる』
という考え方です。
マクロビオティックの基本的な考え方でもあります。

『陰』とは暗く冷たい、穏和なイメージ
『陽』とは明るく温かく、活動的なイメージ
のものです。

『陰』と『陽』は互いに依存しあい、『対立』もするので、常にバランスをとって共存しているものとして、
考えられています。

この考え方は、
『人体』
『病理』
『食材や薬材の分類』などに、広く利用されています。

『人間の健康』に当てはめて考えてみると、
『陰』と『陽』がうまくバランスを保っている時が『健康』であり、
そのバランスが崩れて、『病』が発症する、
という考え方となります。

<陰陽の対立>

対立とは、森羅万象(全ての物事の物質と現象)には、相互に対立する二つの面が存在することです。

陽:天、日、昼、上、外、動、熱、火、明、男、春夏、興奮
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陰:地、月、夜、下、内、静、寒、水、暗、女、秋冬、鎮静


<陰陽の互根(ゴコン)>

互根とは、相互依存関係をいいます。
すなわち、陰陽は互いに対立的で、相互に依存しあっているのですが、
どちらか一方だけでは存在することが出来ないということです。
例えば、昼がなければ夜はなく、明るさがなければ暗さはありません。


陰と陽は互いを助け合いながら存在しているのです。

つづく

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