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マクロビアン薬剤師 『陰陽説』その2

マクロビアン薬剤師 漢方の基本的な考え方
『陰陽説』その2


認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』

わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。

本日は
旧暦文月八日
処暑
綿柎開
西暦2020年8月26日

漢方の基本的な考え方は、『陰陽説』と『五行説』からの成り立つ『陰陽五行説』

本日は、『陰陽説』(陰陽論)の2回目
昨日の続き

『陰陽説』(陰陽論)は、
『この世の全てのもの、森羅万象は、『陰』と『陽』という相反する2つの性質を持っていて、
それらに分けられる』という考え方で、マクロビオティックの基本的な考え方でもあります。

昨日は、

陰陽の対立:森羅万象にはいずれも相互に対立する二つの面が存在するということ

陰陽の互根:陰陽はどちらか一方だけで存在することはできないということ

のお話でした。

陰陽については

さらに

陰陽には『消長』というものがあります。

陰と陽は絶えず変化しており、どちらか一方が盛ん(長く)になると、もう一方が衰えて(消えて)いく。
という変化を繰り返してバランスをとって存在しています。

季節でいうと、
春から夏を経て秋に向かうにつれて、
温かいエネルギー(陽の気)が上がって下がり、
秋から冬を経て春に向かうにつれて、
冷たいエネルギー(陰の気)が上がって下がっていきます。

増えては減ってまた増えてを、陰と陽で、バランスを取り続けて循環しています。

そして

陰陽には『転化』が起こります。

『消長』が量的な変化を表し、『転化』は質的な変化を表しています。

すなわち、ある一定の条件下では、陰も陽もある段階までいくと、
陰は陽に、陽は陰に変わっていくのです。

『陰極まれば陽になり、陽極まれば陰となる』

と言います。

森羅万象は、行き着くところまで行くと、究極は真逆のことに変わりうるということになります。

季節の変化がまさにそれを表しています。

このような、陰陽のバランスや変化を生活に取り入れることで、
自分の人生そのものの、バランスも取れ、変化も受け入れることが出来ると思っています。

昨日の記事はこちら
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