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マクロビアン薬剤師 ドラマ『アンサングシンデレラ』を振り返るその2
マクロビアン薬剤師 ドラマ『アンサングシンデレラ』を振り返るその2
認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。
調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』
わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。
日本のテレビ史上初(!?)の薬剤師(病院の勤務薬剤師)を主人公にした
『アンサング・シンデレラ』先週最終回を迎えました。
薬剤師仲間の中でもかなり話題になっていましたし、
放送中は職場でも、昨日観た!?という話題が登っていました。
わたしが、病院薬剤師の経験があるということで、
薬局医療事務の方々から、あんなことあるんですか!?という質問がとても多かったです。
そんな質問を中心に、ドラマ『アンサングシンデレラ』の後半を振り返ってみます。
入院している患者さまが服薬しているお薬を隠したり、こっそり病室で飲んでいるシーン
→これは、わたしが勤務していた病院では考えにくいことでした。
病室の中への持ち物は、確認されますし、お薬については、
入院する時は、それなりの病態であったり、紹介がほとんどなので、『隠し持つ』ということが、
なかなか難しいものなのです。
しかしながら、そういうことがあったら、、、ということで、ドラマティックではありました。
患者さまが飲んでいた薬を隠すシーン
→これはよくある話ではありますがかかりつけ医が分かれば、すぐに露見してしまうこと。
患者さまが、飲んでいる薬を隠したがる理由を気づかなければ、プロとは言えません。
親が子供に自分の薬を飲ませてしまうシーン
→これも本当に良くあることです。自身の薬を子供や親兄弟、友達に譲ってしまうこと。
医療用の薬は『病名』がついて、『その方』のために処方されている薬ですし、
飲む人が変われば、効き方が全く違うものもあります。
自分が処方されたお薬を他の人に譲る行為は本当に撲滅したいものです。
在宅の訪問先で、薬剤師業務以外と思われることをするシーン
→これはかなりの確率でやらざるを得ない状況が多いようですが、
ドラマのようにはいかないのが現実であったりします。
色んなシーンが誇張されて、ドラマならではの表現で描かれていましたが、
薬剤師の仕事内容の認知が広まってもらえたのなら、良かったと思っています。
ただ、細かいところではありますが、薬剤師仲間で一番気になったシーンは、
最後にアップで終わる、お薬の袋に押されている『調剤済み』の押印。
あれ、正式には『フルネーム』でなくてはならないので、
形が、丸くても、『葵みどり』と押して欲しかったです。
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