マクロビアン薬剤師 アンサングヒーロー(縁の下の力持ち) になるために。
マクロビアン薬剤師
アンサングヒーロー(縁の下の力持ち)
になるために。
認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。
調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』
わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。
ドラマ『アンサングシンデレラ』のお陰で、幾らかですが『薬剤師』のお仕事が認知され始めたのかもしれない。
と、思っています。
初めにこの『アンサングシンデレラ』という題名を見たのは、原作である、コミックが始まりでしたが、
その、説明に『薬剤師は称賛されない』と書かれているのを見て、『違和感』を持ったのを今でも覚えています。
『称賛されない』という否定的なワードで括られてしまう程度の認識であり、
それが、薬剤師自らが発しているというところに、
『違和感』を覚えたのでしょう。
国家資格である『薬剤師』を名乗る以上、『薬』のプロでありたいという思いと、
薬剤師になりたての20代の頃に受けた、、『否定的な態度』に過剰に反応していたのかもしれません。
わたしが、薬剤師になったばっかりの、30年ほど前には、
自分が患者として、病院を受診した時に
『薬剤師です』と言えば、お薬のことを色々言ってくれると思い込んで、診察時に告げると『だから?』と言われて、
無言のまま新幸が終わったり、
調剤薬局に勤め始めた頃に、処方箋の内容について、問い合わせをかければ、
病院の薬剤部の人に、
『先生(医師)はお忙しいですから、そんなことは聞けません』
と言われたり、
処方医が電話口に出てこられても
『書いてある通りに、患者に渡して』
と言われたりと、
その頃は自分もただただ『カチン』とくるだけでしたが、
自分にも奢りがあったのだろうと、今では思えるようになりました。
医師の処方した薬の処方意図を汲み取り、患者さまが選んだ『薬物治療』というものを、
患者さまご本人が納得して、行える環境づくりのための、アンサングヒーロー
縁の下の力持ちでありたいと、思っています。
そのための、お薬の知識であったり、検査値の知識であったり、
コミュニケーション能力であったり、磨き上げることはまだまだたくさんあるようです。