マクロビアン薬剤師 大手チェーン薬局で働く その5
マクロビアン薬剤師 大手チェーン薬局で働く その5
認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。
薬剤師としてのキャリア30年を超えてから、
大手チェーン薬局のラウンダー(応援専任職)として、働いています。
キャリアの最後近くになって、いわゆる業界最大手の一つに就職して、約2年。
『今が最高!』と思えるこの時間について見つめる。
今日はその5回目。
今年に入り、ますます活躍の場が増えるかな、、と思っていた矢先の新型コロナウイルス感染症の流行。
これにより、大手ならではの良さを感じることとなります。
そして『薬剤師』という職業が、
『エッセンシャルワーカー』に属し、仕事として無くならないという認識を新たにしました。
緊急事態宣言中も、わたしの仕事は変わらず、エリアで応援が必要な店舗に行く日々が続きました。
仕事中のマスク着用が義務付けられた時の仕事中に使うマスクは自転車操業ではありましたが、供給が途絶えることはありませんでした。
毎年、あらかじめスタッフ用に大量に準備しているためです。
消毒液も、工夫をしながらギリギリで回して、仕事用に使う分は確保され、仕事中に心配することはありませんでした。
そして店舗ごとに、お薬の受け渡しカウンターやレジカウンターには、ビニールシートがかけられていきました。
ハード面でのサポートの早さは、さすがだなと思える瞬間が沢山あります。
そして何よりもトップダウンの情報の速さです。
緊急事態宣言中は、店舗で調節しながらの、ステイホーム休暇を1日いただくことが出来ました。
わたしは、家で、e-Learningの日に当てました。
店舗での仕事は、薬剤師も事務職も同じことを続けているのですが、やはり患者さまの動揺や、心配が大きくなっていき、
電話診療による処方箋発行が始まる前から、店舗の電話は鳴りっぱなしでした。
さらには、マスクと消毒薬を求める方々への対応にも追われて、正直皆が疲弊し始めた頃、
皆のモチベーションを上げる策が会社から打ち出されました。
特別手当です。
大手チェーン薬局は、ドラックストア部門も調剤薬局部門もそれぞれ独自に手当を出していたようで、
メディア発表をしていた薬局もあり、うちはどうだろうか、、、と囁き始められてすぐのことでした。
つづく