冬土用

冬の土用に入りました。

西暦2025年1月19日(日)
旧暦師走廿日

一昨日1月17日は
『冬の土用入り』
新橋演舞場にて、今年二度目の歌舞伎鑑賞は2階席から。

土用とは、
『立春』『立夏』『立秋』『立冬』の前、
約18日間の期間をいい、
季節の移り変わりを知るために作られた雑節の一つ。

立春・立夏・立秋・立冬といった季節の変わり目。
この時期は体調を崩しやすい時期でもあります。

すなわち『土用』とは、『季節の変わり目の養生期間』

急激な気温の変化に心身がついていくことが難しくなり、心身共に疲れやすくなる時期です。

そんな『土用』の期間は旬のものを意識して食べて、
心身共にゆっくりと休める期間といわれています。

特に冬の土用は、最も寒さが厳しい時期。
年末年始に比べて流行の勢いはいくらか落ちているようですが、
風邪やインフルエンザ、そして新型コロナ感染症にも気を付けたい時期が続きます。

『冬の土用』は『未(ひつじ)の日』に『ひ』のつく食べ物もしくは赤いものを食べるとよいとされます。

身近な食べ物では、

『ひ』のつくヒラメ・ヒジキ・ヒラタケ・ひき肉など、、、
『赤い』トマト・赤ピーマン・イチゴ・リンゴなど、、、

があります。

この冬土用の『未の日』は1月26日(日)(乙未)。

また、土用の期間中は、陰陽道で土をつかさどる神、土公神の支配下にあるといわれています。

土を動かすような行為（土いじりや増改築など）は避けるべきとされていますが、
土公神が土を離れて、天上界へ行く『間日』であればこれらの行為を行っても大丈夫といわれています。

今年の冬の土用の間日は、
寅・卯・巳の日で
1月21日(火)庚寅
1月22日(水)辛卯
1月24日(金)癸巳
2月2日(日)壬寅

の４日間です。

今年の冬土用は節分の2月2日まで。

しっかりと冬の養生をしていきたいと思います。