秋の土用入り
秋の土用入り
西暦2023年10月20日(日)
旧暦長月十八日
二十四節気『寒露』の七十二候は、
最終候の
『蟋蟀在戸』(きりぎりすとにあり)
戸口で秋の虫が鳴き始める頃となっていますが、
寒暖差、まだまだ続くのでしょうか。
体調管理に気をつけていきたいものですが、
今日は
『秋の土用入り』
『土用』は、
節分、彼岸、八十八夜、二百十日のように、
『雑節』(ざっせつ)、二十四節気以外の季節の移り変わりを示す言葉で、
立春、立夏、立秋、立冬、それぞれの直前18日間を指し、
今年(2024年)は
立春:2月4日
立夏:5月5日
立冬:11月7日
それぞれの直前の18日間が土用にあたります。
立冬は暦の上で冬が始まる日なので、その直前の18日間は秋。
今日10月20日から11月6日までが秋から冬への繋ぎに『秋土用』となります。
『土用』についてのリマインド。
『土』はものを変化させる作用をもつと言われていて、
『用』には働きという意味があります。
季節の万物は土用によって変化していき、次の季節へと渡ります。
土用の時期には
『土公神』という土をつかさどる神様が訪れているとされており、
◉土を動かすこと(土いじり・草刈り・地鎮祭・井戸掘りなど)
◉新しいこと(転職・就職・結婚・新居購入・開業など)
◉場所を移動すること(旅行・引っ越しなど)
はしないほうが良いとされています。
土用は季節の変わり目であることから、
体調も崩しやすく、気持ちも不安定になりやすくなることによるものも大きいようです。
しかしながら、
土用期間中には『間日』(まび)と呼ばれる、
『土公神』が土を離れて、天上界へ行く日があり、
間日には土いじりをしても大丈夫とされています。
今年の秋土用の間日は
10月22日(未)、10月24日(酉)、10月26日(亥)、11月3日(未)、11月5日(酉)
とのことです。
秋の土用期間中は『辰の日』に『た』のつく食べ物や『青い』食べ物を食べるのがよいとされています。
青いものは、秋が旬のさんまなど、青魚などが該当するとのこと。
『た』のつく食べ物:玉ねぎ、大根、たけのこ、たこなど
『青い』食べ物:さんま、さば、いわしなど
今年の秋土用の辰の日は、10月31日(木)。
寒暖差の激しい中、季節の変わり目の時期。
秋や冬を感じながら、『た』のつく食べ物と、『青い』食べ物をいただいて、
身体を労っていきたいものですが、、、
歌舞伎と野球のお楽しみ続きで、
大阪松竹座と東京ドームを行ったり来たり。
嬉しい悲鳴です。