見出し画像

マクロビアン薬剤師 春分〜雀始巣

マクロビアン薬剤師 春分〜雀始巣

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦如月八日
春分
雀始巣
西暦2021年3月20日
彼岸
春分の日
宇宙元旦

今日から二十四節気は『春分』
七十二候『雀始巣』(すずめはじめてすくう)

『雀』(すずめ)
すずめは日本人にとってとても身近な存在で、古くは古事記や日本書紀に登場します。
その頃から今と変わらず『雀』という漢字で書かれているそうです。

『したきりすずめ』は誰でも知っている昔話ですね。

童謡、俳句などにもよく登場しています。

朝、起きると『ちゅんちゅん』すずめの声が聞こえると、何故か心が落ち着くのを感じます。

ドラマの朝のシーンにもよく聞こえてきます。

時に吹く寒い風に、羽を膨らませている愛らしい『ふくら雀』
一緒に寒さに耐えて頑張っているような気持ちに、、、

『雀始巣』(すずめはじめてすくう)は、その字の表す通り、雀が巣をつくり始める頃。

人家の壁の隙間や瓦の下、交通標識のパイプなどに、枯れ草や藁(わら)、動物の毛などで器用に巣をつくっています。

人間の生活圏近くに巣を作るのですが、人間への警戒心は強いため、
人間の身長よりも高い位置に巣をつくることが多いと言われており、
そうやって天敵から身を守っているようです。

まれにではありますが、他の鳥の古い巣を再利用したり、ツバメの巣を奪って使うこともあるとか、、

かわいい顔をしていますが、人間を怖がりながらも生き抜く逞しさもあるようです。

『雀の巣』『雀の子』は、俳句や和歌の春の季語になっています。

すずめは、収穫期を迎えた稲を食べてしまうことがあるため、
害鳥とみなされることもありますが、春から夏にかけては稲につく害虫を食べてくれる一面も併せ持っています。

古くから日本人と付き合いのあるすずめ。

『ちゅんちゅん』という可愛らしい声が聞こえてくると、春の到来を感じます。


よろしければ、サポートお願い致します。いただいたサポートはより良い情報提供のための情報収集に使わせていただきます。