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13年ぶりの再挑戦:バク転が教えてくれた挑戦する力

13年ぶりにバク転をした瞬間、体中に電流が走ったような感覚を覚えました。
「もう一度回りたい」――この気持ちは、ただの思いつきで終わりませんでした。

気づけば毎日の習慣となり、それが私自身にどれほど大きな変化をもたらしたか、この記事を通じてお伝えしたいと思います。
なぜ私はバク転を再び始めたのか? どのように挑戦を続けているのか?
13年のブランクを超えた私が感じたこと、そして「挑戦」の持つ力についてお話しします。

器械体操との出会いと青春時代

6歳から始めた器械体操は、私の人生の土台を築いてくれたもの。
近畿大会に出場した経験はもちろん、日々の練習を通して新しい技を習得する喜び、仲間と競い合いながら成長する楽しさ――これらが私の青春を彩っていました。

バク転は当時「基本技」の一つでしたが、それ以上に「できるはず」と信じて挑戦を重ねることで得られる達成感が、私を形作っていたのだと思います。

引退後、遠ざかった体操の日々

18歳で引退してからは、器械体操の世界を完全に離れました。
当時、私にとって必要だったのは「休むこと」。
腰痛をはじめとする怪我のケアに集中し、ジュニア選手の指導を少し手伝う程度で、自分で技を行うことは全くなくなりました。

その後、服飾の専門学校へ進学し、体操への情熱は次第に過去のものとなっていきました。
バク転も「もう自分には関係のないこと」と思い込んでいたのです。

13年ぶりの再挑戦

それが変わったのは、SNSで見た先輩の投稿。
楽しそうに回る姿に「私ももう一度回りたい」という気持ちがよみがえりました。

ただ、13年というブランクは大きく、不安もありました。
補助をお願いしながらの挑戦は、体が重く感じられ、昔のようには動かない自分に驚きました。
それでも練習を続けるうちに、徐々に感覚を取り戻し、ついに一人で回れるようになった瞬間、「まだできるんだ」という達成感が胸に広がりました。

「体は覚えている」という言葉を実感した時、自信を取り戻し、同時に新たな挑戦への希望も湧いてきました。

「毎日バク転」の始まり

その日の何気ない会話の中で「毎日バク転したら?」と言われたことがきっかけで、「じゃあやってみるか」と気軽に始めた習慣。
それが今では毎日の習慣となっています。

理由や目的を考えすぎることなく「やる」と決めたシンプルな行動が、私にとって新しい発見の連続をもたらしてくれたのです。

再挑戦した翌日、Day1 (2020年12月17日)の動画はこちらです。
13年のブランクで体が重く感じましたが、それでも挑戦できた達成感は格別でした!

 バク転に詰まった魅力と学び

バク転は単純な技のようでいて、実は驚くほど奥深い動きです。

  • 後ろに飛ぶ勇気

  • 正確なタイミングの把握

  • 全身のバランスを保つ集中力

一度ブランクを経験したからこそ、これらの要素一つひとつに改めて向き合うことができました。
効率よく、楽に回れる方法を探す中で、自分の体を深く理解し、試行錯誤する楽しさを再発見しました。

こちらが毎日続けてDay1483 (2025年1月7日)のバク転です。
動きのスムーズさと自信が、続けた結果を物語っています。

挑戦する楽しさを再発見

再挑戦を通じて、技術的な進歩だけでなく、挑戦そのものの価値を感じました。
「一度離れたからこそ見える景色がある」と、今では心から思えます。

新しいことに挑むことで得られる達成感や喜びは、人生を豊かにするもの。
やってみたいと思う気持ちを大切にすれば、新しい道がきっと開けるはずです。

まとめ

あなたにとって「もう一度挑戦したいこと」は何ですか?
それが何であれ、恐れずに一歩を踏み出してみてください。
その一歩が、きっとあなた自身の新しい可能性を広げてくれるはずです。

次回予告「バク転をもっと楽しむために」

この記事を通して、バク転の魅力や再挑戦の素晴らしさをお伝えしましたが、まだまだお話ししたいことがたくさんあります!

次回からは数回にわたり「バク転の魅力」や「習得のステップ」さらに「挑戦する際の注意点」について詳しく解説していきます。

「私だからこそ伝えられる視点」で、初心者から経験者まで役立つ情報をお届けしますので、ぜひ楽しみにしていてください!


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前田みゆき
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