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「腹圧」と「体幹」の違い
「腹圧」や「体幹」という言葉、よく耳にしませんか?
何気なく使っている方も多いかもしれませんが、
これらは身体の安定性や動きに深く関わる重要な要素です。
実は「腹圧」と「体幹」にはそれぞれ異なる役割があり
その違いを知ることで体の使い方をより効果的に理解できるようになります。
腹圧とは
お腹の中(腹腔)の圧力を指します。
骨格は姿勢を保つための基本的な構造ですが、骨盤と胸郭の間には空間があります。
この空間を調整するのは、横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群などで、これらの筋肉が働くことで、コルセットのように空間を引き締めます。
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役割
・身体の安定性
腹圧を適切に高めることで、腰椎や骨盤を安定させ身体全体の動きをサポートします。
・重いものを持ち上げるときの保護
腹圧が上がると腹部が「内側から支える役割」を果たし、腰への負担を軽減します。
・呼吸との連動
呼吸筋(特に横隔膜)が働くことで、腹圧は変化し、スムーズな呼吸と安定性を両立します。
特に、深い呼吸をするときに腹圧が適切にコントロールされることで、内臓が安定し呼吸が楽になります。
簡単に言うと、お腹を引っ込める力が腹圧です。
トレーニング例
腹圧という言葉から、つい「腹筋」を思いがちですが
実は腹圧を高めるために重要なのは「横隔膜」を働かせることです。
横隔膜を意識的に使うことで腹圧が高まり、結果、内臓を支える役割を果たします。
また、横隔膜を活性化させるためには意識的に「息を長く吐く」ことが効果的です。
これにより横隔膜がしっかりと動き、腹圧を調整しやすくなります。
体幹(コア)とは
体幹とは、頭・手足を除いた胴体部分全体を指し、一般的には「身体の軸」として考えられます。
筋肉だけでなく、骨や関節、神経なども含む広い概念です。
役割
・姿勢の維持
体幹が安定することで、立つ・座るといった基本動作やスポーツのパフォーマンスが向上します。
・動作の伝達
手や足などの末端に力を効率よく伝えるために、体幹が「橋渡し」の役割を担います。
・内臓の保護
体幹周辺の筋肉が内臓を包み込み、衝撃から守ります。
構成する筋肉
- 腹筋群
- 背筋群
- 横隔膜
- 骨盤底筋群
など
トレーニング例
- プランク
- サイドプランク
など
違いのまとめ
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腹圧は体幹を安定させるための重要な要素ともいえます。
腹圧を適切にコントロールすることで、体幹の働きがより効果的になります。
「腹圧のコントロールができている=体幹が安定している」といった関係性もありますね。
どちらも身体の機能向上や健康的な体づくりには欠かせません。
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