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仕事に行きたくないことと、外こもりについて②

今回のうつ状態への対処法として、初めて外こもりをしてみた。
それについて書いてみます。

外こもりという言葉は、最近読んだ ”発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術” (著者 借金玉さん)という本を読んで知った。(amazonのページを貼っておきます->)
その本の中では、うつ状態になったら「ビジネスホテルで外こもりをする」という対処法を紹介していた。知らない街のビジネスホテルを連泊予約し、ひたすらダラダラするというのである。

私は職場に行くのが急に怖くなり休みを取り、家にいても落ち着かず、あげく寝逃げをしてしまった。早く行かなくてはと焦燥感が募るものの、職場に入るところを想像すると、体がこわばる。なんとか職場の最寄り駅まで行っても、どうしても引き返してしまう。「仕事に行きたくない」という気持ちに、行動が従ってしまう。

引き返している最中に夫にメールで相談して、途中駅のビジネスホテルに外こもりすることに決めた。予約が一杯のため連泊はできず、一泊のみとなったがリフレッシュできた、と思う。帰ってきた私は顔が明るくなったと言われた。

15時チェックインだったが、宿泊するホテルのある駅に着いたのは13時だった。
すぐにでも横になりたかったが仕方がなく、どこか涼しく落ち着ける店はないかと探した。充電の無くなりそうなスマホで周辺地図を確認し、喫茶店を見つけて一時間半ほどぼうっとした。
ようやくチェックインして、まず風呂に入った。すぐ横になろうかと思ったが、知らない街の知らない店でぼうっとしたことで、少し落ち着いた気がした。汚い話だが、うつ状態で約二日シャワーすら浴びていなかった。
急に宿泊することにしたので、着替えは持っていない。衣服は全て手洗いして干した。その後は部屋でひたすらダラダラした。普段飲んでいる薬は携帯していたので、問題なく眠ることができた。

翌朝、最近では珍しく早く起きることができた。ビジネスホテルの朝食を食べ、元気に家に帰ることができた。本を読み、日記を書き、料理をし、、、という、普段の生活がもどったように思う。

頻繁に使える対処法ではないかもしれないが、少しだけ家からも職場からも離れて何もしない時間をおくるというのは、うつから回復するのに有効な手段かもしれない。

うつ状態や軽躁状態に陥らないように予防することはもっとも大切だと思うが、例えひどいうつ状態になってしまっても、「これをすれば戻ってこれる」という方法をあらかじめ知っておくことで少し安心感が増すように考えた。

#双極性障害 #うつ #外こもり

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