『春風』届きますように。〜僕のいた時間〜
先日、ラジオに久しぶりに曲のリクエストをしてみた。
番組にリクエストを送信する時、noteを投稿するときと同じような感覚で、想いを袋に詰めてふわっと外へ手放すように私の元から離れていく。
メッセージを読む透き通る声と曲が流れてきて、これ、私のだと数秒遅れで気づいた。
届いたってこともとても嬉しかったけれど、それ以上に想いが倍になって降り注いで返ってくるようで嬉しかった。
リクエスト曲は、Rihwaの"春風"
2018年当時の春馬くんのツイート、
『今日は撮影の合間にRihwaちゃんの野外ライブを観てきました!春風歌ってくれたんですがほろっとしました。ハッピーな気持ちにさせてくれる彼女の声に脱帽。また作品でご一緒したいっ!Rihwaちゃん、有難う!🐎🌸』
とRihwa(リファ)さんとツーショットの写真付きのツイートしてくれたのをふと思い出して、春馬くんも聴きたいかなぁ~なんて思ってリクエストしてみた。
春馬くんにとってもこの曲は大切な一曲。
だからなおさら、曲が流れて嬉しかった♡
ドラマ「僕のいた時間」の主題歌。
大学を卒業し、社会人一年目で身体に異変に気づき、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された青年、澤田拓人くんを演じたのは23歳の三浦春馬さん。
死ぬのが怖いわけじゃない、生きるのが怖い。
生と死をいつも隣り合わせに感じながら、生きるために何度も覚悟し決断する。それが正しい事なのかも答えのない答えを見つけながら。
不安で眠れない日々は続くけれど時間は待ってくれない。
当たり前だと思っていた未来が、病気で何もかも失ってしまったけれど、得たものもたくさんある。その両方を、家族や友人、社会、人間の生き方がこの物語から肌で感じるように伝わる。
拓人を支えるは控えめで芯の強い彼女の恵(多部未華子さん)と主治医の先生(吹越満さん)。いい時も悪い時もぶれる事なく受け止めてくれる。
明るさや思いやりを忘れずに、前を向く拓人から、失望や勇気の重さが画面を通して伝わってくる。
拓人を応援すると同時に勇気をもらえる。
残酷かもしれないけれど、生きているだけでいいと願ってしまう。
主な登場人物が二十代だから、なおさら心に響く。
ALSは、身体を動かす必要な筋肉が徐々に衰え力が入らなくなる。左手、左足、次はどこにくるのかも分からない。進行性の病気で生存期間は2年から5年程度。人工呼吸器をつけるかどうか命を繋ぐ最後の砦となる。
ドラマの撮影は時系列が前後しているのに、拓人くん演じる春馬くんは、観ている私たちに違和感なくその状態を届けないといけない。
だからこそ、春馬くんがオールアップの時に発する言葉が意味を持って伝わってくる。
今、このドラマ「僕のいた時間」を先日30歳の誕生日を迎えたばかりの同僚が、見てみたい!私ブルーレイ持ってるよ!貸して!もちろん!という流れで貸している。
私たちは介護職なので、このドラマはとても身近にも感じることが出来ている。
息子の仲良しだった同級生は十代で患い、ALSは他人事ではない。
一人の人間の生き方、寄り添い方、子を持つ親として考えさせられること、伝えたい事がたくさんある。
まだ見たことがない方々に、そして私のためにもTVで再放送やってもらえないかと思う。
配信だとみれるようです。
『昔のドラマや映画をみてみたい、三浦春馬でてるの?』と言ってるのを聞くと、えっ!主役なんですけど…とツッコみたくもなるけれど、心の内は嬉しくなったり寂しくなったり…。
でもそんな優しいことを言ってくれる人が私のまわりにもいて、作品のことを話したり、俳優三浦春馬の凄さを伝えあったり、『冬の草津温泉にいってみたいよね、マフラーして』なんてLINEで笑ったり泣いたりしながら話をしてる。
仕事場ではなかなか私語する余裕もないから話すのはLINEで。
私は春馬くんファンなので、このドラマを見た時は泣きすぎて、暫くは目が腫れて頭痛もして大変ですが…。
春馬くんに関わる作品がまた誰か必要な人に届いて、その人の心に残ると、いいね。
先日も、今日も、西の空に金色の夕日が山の向こう側に沈むころ、東の空は優しいピンク色の雲が大きく光っていた。
オレンジ色と群青色の混ざり合う優しい空の色を誰かに伝えたくなる。
春風、届いたかなぁ。。。♡
最後まで読んで頂きありがとうございました♡