Cover the soil! Or bacteria dies!
取り組んでいる畑の写真を、土の師匠に送ったところ、タイトルにしたメッセージが届きました。
dies!って結構パンチのあるメッセージです。バクテリアが死ぬぞ!と連絡が来たので慌てました。
自分で畑に出入りするようになってから、土、乾いてるなとか、なんか土が種が暑そうだなとか。なにかが違うなーって思ってました。
だけど何が違うのかが分からない。
それで、師匠からメッセージが来て、ああああああ!と納得。土、種、ごめん。
土に謝るとか思ってもなかった。すでに種まきを終えていた畑、急遽アップデートです。
畑で見かけるあの黒いシート、そういう意味があったのかー。でもあれ持ってないし…買いにいくか…どうするか、などと思っているなか、再びメッセージが。
Cover with rice straw or living clover.
All soil needs cover.
私の土の師匠は、こちらのオーガニックおじさん。ジョン・ムーアさん。前職でお世話になって、イベントの際に畑を借りると話したらアドバイスをもらえることになりました。
写真とメッセージを英語と日本語、まぜこぜでやり取りしています。
土が露出してしまうと、土を育てるバクテリアが死んでしまう。だから稲わらを敷け、もしくはクローバーを、とのこと……
稲わら、ホームセンターで見かけたのですがお金を出して買うのは、なにかが違う気がして、買いに行くことはしませんでした。
ビニールシートのマルチも、なんだか違う気がして、そちらも買わず。身近なものでの代用を考えました。
私がお借りしている畑は、以前はこんな感じでワサワサと草が茂っていました。
そして、この草はシルバーさん達が刈ってくれて、その草は回収されずに置かれていたのです。
すでに草刈りから2週間ほど経っていて、雨もあまり降らなかったので、すっかり草はカリカリに。これって稲わら的な使い方が出来るかな、と思っていたら師匠からも雑草の再利用はBest👍と連絡が来たので一安心。
熊手でかき集めて、作った畝にかけて、芽が出ているところは避けてあげて。
雨が降れば土だけでなく雑草わらにも水分が吸収されるし、土が雨で流れ出すことを防いだり、地面の温度が上がり過ぎるのを防いだり。分解されれば土に還って栄養になって。
畑全体に雑草わらをかけて、ひとまずこれで様子を見守ります。
しれっと写真を掲載してますが、綿花だけでなくトマトとネギとカボチャの苗を植え付けました。
どれもお隣に住んでいるおばあちゃんがくれた苗です。ネギに至っては苗っていうかネギ…食べられないほど頂いたので、植えてみました。
綿花だけでは食べられないし、せっかく初めての畑だから何か野菜を植えようと思っていたら、増えちゃって困っているからと苗を頂きました。
年齢の離れたおばあちゃんとも、畑の話をする事で共通の話題が出来ました。畑から始まるコミュニケーションって面白いなと感じ始めています。
土を持ち上げて小石を払いのけて。少しずつ発芽していく種たちに力を貰ったり、土や種の気持ちになってみたり。分からないことを聞いて、頼ることで深まるコミュニケーションがあったり。
目指すのは作物の収穫だけれど、畑から得るものはこれからもたくさんありそうです。