
お米オタクの食べ比べ備忘録④【宮城県産 ササニシキ】
今回は宮城県の「ササニシキ」をご紹介します。
私の中でお気に入りの品種の1つです。
このお米を一言で表すと、”ほっとするお米”です。
基本情報
生まれたところ:宮城県古川農業試験場
デビュー年:1963
種まきから収穫:中晩
親となった品種:ササシグレ(父) × ハツニシキ(母)
開発目的:収量性の高い品種を開発して米不足を緩和するため
購入場所:宮城県内のイオン
ササニシキのお母さんであるハツニシキは、コシヒカリと姉妹です。かつて東の横綱ササニシキ、西の横綱コシヒカリと言われた2品種が近い関係にあるのに、食味も異なる特性を持つことが興味深いです☺
参考
ごはん彩々. https://www.gohansaisai.com/know/entry/detail.html?i=166 (こちらのサイトはササニシキの誕生~現在までとても分かりやすくまとめられています。ササニシキ愛に溢れています。)
農研機構. 東北農業研究センター. 東北のイネ品種
特徴
コシヒカリに比べ、サラッとした食感が特徴。口の中でフワッとほぐれる感じがあり、握り寿司のシャリとしては最適といわれ、今でも有名寿司店では愛用してところも多い。
ササニシキの炊き上がりの香りは、脳天に直接届くような強い香りではなく、ふわっと包み込むようなご飯の香りがします。ササニシキはよく飽きの来ない味と表現されますが、むしろ毎日食べたいほど美味しく、身体に負担の少ないお米です。実際にササニシキのアミロース*含有量は約20%で他の品種に比べて多く、このアミロース含有量の高さがサラッとした食感につながっています。
お米オタクの意見としては、お米の商品情報にアミロース含有量の目安の表記があるとオタクは喜びます(;^^)
*アミロースとは、お米のデンプン質の1つです。お米のデンプン質はアミロースとアミロペクチンに大別され、デンプン質の構造の特性上アミロペクチンが多いほどお米はもちもちに、アミロースが多いほどお米はパラパラになります。アミロペクチン100%がもち米、インディカ米などはアミロースが25-30%程度含まれています。
まとめ
もちもちなお米が人気な今日の食卓に、ササニシキをぜひ取り入れてみてください。食卓でほっとした気持ちや安らぎを感じられたら嬉しいです😊(お米農家でもないただのオタクですが笑)