GR寫眞月記 5月
4月から放送している朝ドラの「らんまん」にすっかりハマっている。
日本植物学の父と言われる、牧野富太郎博士をモデルに、神木隆之介くんが牧野万太郎として主演を務める物語である。
ここでストーリーを語ることはしないが、ひとことで言うと、すっごい植物ヲタクが植物まっしぐらにわき目も振らず突き進む、という感じだ。
イマドキの言い方をすると、1人のヲタクの、1人の人生をかけた推し活を見せられているようなドラマである。
ドラマの中で、神木くん演じる万太郎が、
「雑草という草はない。必ず天から与えられた名前がある。どんな草にもそこで生きて咲く理由がある。」
みたいなセリフを発する場面がある。それはドラマの中で、万太郎が植物に対して本当に思っていること、と、移り変わる時代の狭間にたくましく生きる人々の力強さを鼓舞する意味、の二つの意味を持って語られている。(のだと私は捉えている)
おそらく一般的には、万太郎が植物になぞらえて人々を鼓舞する後者の意味合いに感銘を受けていると思うが、わたしは前者の、万太郎の植物に対する真っ直ぐで熱い思いにもいたく感動してしまった。
私は植物学に長けているというわけではないものの、子供の頃から道端の草花の名前をヤマケイの図鑑で調べるのがとても好きだった。
そのスピリッツ(というとかっこよすぎる?)は今も生き続けていて、カメラを持って道端の草花を撮るのが好きである。
5月。桜が終わり、梅雨に入るまでのこの気持ちのいい季節は、春一番に咲く花々とはまた違った子らが道端に咲いている。
そんな草花を愛でながら過ぎゆく春と足音の聞こえ始めた夏との間を過ごしている。
今月もまた
ここまで見ていただいてありがとうございました。
終
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