作品から感じるMy own story Vol.1
オードリー・ヘップバーンさんの本を読み、オードリーさんの作品観てみたくなり、映画鑑賞をはじめました✨
映画から、私が感じたことを中心に記録に残していきます。
ところどころ、ネタバレも含むため、ご注意ください。
📽マイ・フェア・レディ
1964年公開
1人の花売りの少女が言語や所作を学ぶことで、外見や所作だけではなく、人として成長していき、今までにはなかった気持ちの面での変化も表されていて、とても素敵な作品だと思いました。
オードリー・ヘップバーンさん演じるイライザが本当にかわしらしく、序盤に歌われる【花市場】の曲で、すでに私は涙が…
時代もあるかもしれないけど、いくら美貌はあれど、教養や言葉、身なり、生まれた環境1つで、その人が持つ夢は、本当に自分の知っている世界から出てくるし、いけると思える夢以外は浮かばないし、選ばないものなんだと感じた。
ミュージカルの映画化ということで、音楽や歌唱シーンもたくさんあり、ミュージカルが好きな私はとても楽しく視聴できました。
その中で、先日読んだ本に書かれていた点に注目してみました。
マイ・フェア・レディのイライザ出演が決まったとき、オードリーさんは自分で歌うことを希望し、歌唱コーチを呼び、5週間にわたって準備したそうだ。
しかし、舞台ですでに大成功している作品でもあり、歌声は吹き替えられてしまった。というエピソード。
もし、この歌声がオードリーさんの声だったら、どんな作品になっていたのだろう。
そんなふうに思わずにはいられない、エピソードの1つでした。
そして、作中の歌だけでなく、舞台はロンドン。
街並みや、衣装がとても素敵。
イライザの花売り娘の衣装も、とても可愛らしい。
それに加え、ヒギンズ教授とのレッスンが始まってからのヘアスタイル、衣装が本当にとても可愛い。
あの、有名な白く輝く大きな帽子に、白黒リボンの衣装を身にまとったイライザは、本当に輝いて見えた。
舞踏会シーンのドレスに身を纏ったイライザは、もう、王妃としか言えないような美しさを放っていて、花売り娘~レディへと変化を遂げるイライザを演じた、オードリーさんの役を演じる幅の広さを感じました。
そして、舞踏会後からのイライザの気持ちの変化は、1人の女性として、花売り娘では出来なかった、様々な経験や体験、今までの努力。そういったものがあったからこそ、感じられるようになった感情なのではないかと感じました。
結末については、様々な意見があるけど、私もヒギンズ教授が変わることがないのであれば、あのままハッピーエンドが続くのだろうか…と、作品の未来を想像してしまいました。
なにより、驚くのは1964年に公開された作品ということ。
それ以前に、舞台化もされていて、本当に歴史ある作品だということ。
58年前に作られた映画を今もこうして楽しむことが出来る素晴らしさ…58年前はすでにカラーの映画があったんだ…という驚き。
冒頭シーンでは、花いっぱいの画面に音楽が流れ、花の色の移り変わりも表現されていて、本当に美しかった。
映画は、いつの時代に作られたものでも、その当時の最先端が使われていて、観る人を楽しませてくれるものなんだろうな…と、感じることができました。
約170分と長い作品ではあるけど、とても観られてよかった素敵な作品でした(*^^*)✨
自分が叶えたい夢は、自分の今の世界で知っている範囲でしか浮かばない。
たくさんの、世界や価値観に触れ、自分が幸せだと思える基準を見つけていきたい。そんなふうに感じました。
そして、、、またいつかミュージカルが再演される際は、帝国劇場に観に行こう。そう、心に決めました。