語学オタクのアラ還主婦のディープな奈良旅〜1日目 お昼まで〜
こんにちは。にわか奈良オタクになったGerryです。
京都の次は奈良ですか!!何とも節操がないというか、なんというか・・・・。
まぁ、その辺りはご容赦願います。
ちょいとディープな奈良旅をしてきたのでよろしければお読みください。
旅の始まりは元興寺
「がんごうじ」と読みます。
日本初の本格的な伽藍(寺院の敷地内にある建物の総称)を持つ法興寺(飛鳥寺)が平城宮遷都に伴って蘇我氏の私的な寺から官大寺(国家の監督を受ける寺)に性格を変え、新築移転されたのが元興寺です。
元は蘇我馬子が建てたお寺です。蘇我氏といえば厩戸皇子(最近は聖徳太子って呼ばないのね)の時代。仏教が日本に入ってきて、それを広めようとしていた時代。そんな頃から脈々と受け継がれてきたお寺です。
お寺全体が世界遺産の構成資産になっているのと、極楽坊と呼ばれる本堂やミニチュアの五重塔など国宝に指定されているものもあります。
東大寺や興福寺といったお寺がある場所からは少し離れている「ならまち」と呼ばれているエリアの中にひっそりと立っています。
よくぞ残っていてくれました。
屋根瓦の一部は飛鳥時代のものらしいですからね。
1300年の歴史の重みをずっしりと感じました。おそらく日本における仏教の始まりと言ってもいい場所ですからね。これからも大事にしていきたい場所です。
ならまちを散策
元は元興寺の境内だった場所が、今は「ならまち」と呼ばれるエリアになっています。一般の方々の住居が並ぶ中に、小さな雑貨屋さんやカフェ、筆を作る店(奈良は墨と筆の街でもあります)、ガラス細工の工房、パン屋さんなどなど、素敵なお店がたくさんあります。
お店は点在しているので通りをぶらぶら歩きながら散策するのがおすすめ。
今日のランチは素麺を食べることにしていました。奈良といえば三輪素麺が有名です。その素麺を今風の料理にして出してくれるお店があるんです。
そうめん処スルスル。
小さなおみせなので週末は予約しておかないと入れません。
私は鯛出汁トマト素麺をいただきました。鯛でとったお出汁とトマト味が絶妙にマッチ。麺は素麺では珍しい全粒粉の太めのもの。スープとよく絡みます。
イタリアンか・・・というとそうでもないんです。出汁が和風なせいか、とても優しい味付け。スルスルと素麺が入っていきます。
暖かいにゅうめんとはまた違った美味しさでした。これはクセになりますね。
また来たい!!
ならまちで見つけたお土産
そんなならまちをぶらぶらしていたら、細い路地にある文房具屋さんを発見。
どうみても普通の民家です。
「定員は8名様です。混んでいるときは外でお待ちください」みたいなことが書いてあります。
ガラガラと戸を開けると靴が並んでいます。靴を脱いで中に入るのですね。見れば4足の靴があります。じゃぁ大丈夫、入れるね、ということで入店。
靴を見れば定員になっているかどうかわかるようになっています。いいアイデア。
可愛らしい文房具に混じっていかにも「奈良」という文房具が置いてあります。鹿とか大仏とか、一目で奈良土産って分かるのがいいですねぇ。
鬼(餓鬼)の絵柄の靴下があります。あ、靴下じゃない、仏下って書いてある。
ぶつした???
足裏の部分に餓鬼の絵があって、それを踏んづけましょうというコンセプトらしいです。お寺で見かける仏像が餓鬼を踏んづけてるやつ、ありますよね。
あれです。
娘に買いました。
次に入った雑貨店も小さなお店です。壁にマッチ箱が飾ってあります。
かなりユニークなイラストです。いかにも奈良ってやつもあります。分かる人にしか分からないです。でも面白い。
息子に買いました。
ディープな奈良旅ですからね。お土産もこれくらいディープなのでちょうどいい。
さぁ、お次はお茶席が待っていますよ。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。お茶をいただいた午後のお話は次回で。