語学オタクのアラ還主婦、ローカル線に乗る〜その1〜
こんにちは、Gerryです。
duolingoで勉強しているイタリア語が楽しくなってきました。フランス語の知識が少しあるとイタリア語は学びやすいですね。元は同じラテン語なので、共通項が多いですから。こうなると次はスペイン語ってことになりますね。学生時代にちょっとだけかじってました。一応単位も取ったんですよ🤨。
それはさておき、
話は急に変わりますが、全国にはいわゆる赤字ローカル線と呼ばれる路線がたくさんあります。採算が取れないのでJR各社が廃止しようとしている例のアレです。
赤字ローカル線名松線
今回乗ったのは名松線と呼ばれる三重県名張市から松阪市までを結ぶJRの路線です。ただし、名張市から松阪市までというのは当初の計画で、実際は他の私鉄に先を越されてしまい、名張市までは到達できていません。最近津市になった美杉にある伊勢奥津までの路線となっています。名前だけが当時の計画の面影を残しています。
津市美杉、といえば2014年公開の映画「Wood job!」(原作は三浦しおん氏の「神去なあなあ日常」)の舞台になったところ。美しい杉と書くだけあって、昔は林業で栄えたところです。長らく美杉村だったのですが平成の大合併で津市美杉町になりました。杉が植えられている山に囲まれたのどかなところです。花粉も多そうですね・・・。
この名松線、人口の減少や台風による被害などの理由で、一時は存続が危ぶまれましたが、地域の人々の存続運動が功を奏し今も走り続けています。
終点の伊勢奥津は江戸時代には宿場町としても栄えていたそうですが、今は昔。古い街並みが残ってはいますが昔の栄華はいずこ・・・という感じです。林業も以前ほど盛んではないようです。
で、どうせなら始発駅から終点まで乗って行きたいということで(ライトな乗り鉄子Gerryです)、津駅から松阪駅まではひと区間だけJR特急南紀に乗り(乗ったことないやつには乗りたいんです)、名松線の始発駅の松阪駅から伊勢奥津駅を目指すことになりました。
交通系ICカードが使えないJRの駅
ところで、
津駅は三重県の県庁所在地の駅なんですが、JRに乗りたい時には交通系ICカードが一切使えないってご存知でしょうか?(知らんがな、ですよね💧)
自動改札はあるんです。乗り入れしている私鉄を使う人の交通系ICカードと私鉄・JRの紙のきっぷが通れるものです。
ですから、JR名古屋駅の自動改札をSuicaで入り、JRの汽車に乗って津駅で降りて私鉄にしか使えない自動改札を通ろうとすると、おそらくエラーが出るので、現金で精算しなくちゃならないことになります(あぁ、ややこしい)。
謎すぎます。JR東海さん、なんとかしていただけませんかね。
そんなわけで久しぶりに駅の券売機できっぷを買いました。
でもまぁ、こっちの方がローカル線の旅って感じがしますね。
松阪駅までは特急に乗るので特急券も購入し、自動改札機(JRの紙のきっぷは受け付けてくれる)に乗車券と特急券とを突っ込んだらまさかのエラー。え?普通、どっちも入れるよね?あれ?違った?いや、違わない。ま、いいや。
特急南紀はリニューアルされたばかりなので、とても綺麗で快適でした。終点の紀伊勝浦には幼少の頃何年か住んでいたところです。いつかまた行ってみたいな。
ディーゼル列車の旅が始まるよ
15分後(たった一駅なので)に松阪駅で特急を降りると、隣のホームに名松線の列車が停まっていました。特急にはもう少し乗っていたかったな。
あ、もう一つ言い忘れてましたが、津駅や松阪駅から出ているJRの列車は全てディーゼル車で、電車ではありません。パンタグラフがありません。線路の上には電線が一切ありません。電車とは区別して地元の人たちは汽車と呼んでいます。
私鉄→電車
JR→汽車 というわけ。
止まっていたディーゼル車に乗り込んだら、すでに先客がいらっしゃいました。ここから終点の伊勢奥津まで1時間24分。
中でお弁当を食べているおじさんがいます。カメラをぶら下げたおじさんも。ビールとおつまみを用意しているカップルもいましたね。みなさん、どこまで行かれるのでしょうか?
ブロロロ・・・とエンジン音を響かせて列車が走り始めました。のどかなローカル線の旅の始まりです。
以前は名松線は第3セクターでの運行でした。その時の記憶がアップデートされていなかったため松阪駅でいったん駅を出て、伊勢奥津までのきっぷを改めて購入したんです。
今はJR東海が運行しているので、津駅から伊勢奥津まで通しで乗車券を買えばよかったですね。ちょっともったいないことしちゃいました。知らんけど(笑)。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。